あたらしい学校の辞書: 西å
antojo の意味
antojo の品詞
antojo は 名詞(sustantivo) です。男性名詞(sustantivo masculino)として用いられます。
antojo の複数形・格変化
複数形
antojos
Tengo muchos antojos esta semana. (今週はいろいろと食べたいものがある。)
antojo の可算・不可算名詞としての用法
antojo は主に 可算名詞 として用いられます。不可算名詞としての用法は通常ありません。
可算名詞としての例文
Tuve un antojo de chocolate a medianoche. (真夜中にチョコレートが無性に食べたくなった。)
Sus antojos de embarazada eran muy variados. (彼女の妊娠中の食べたいものはとても多岐にわたっていた。)
antojo の性による変化
antojo は男性名詞であり、性による語形変化はありません。ただし、冠詞が変化します。
| 数 | 不定冠詞 | 定冠詞 | 例 |
|---|---|---|---|
| 単数 | un antojo | el antojo | el antojo de fresa(いちごへの欲求) |
| 複数 | unos antojos | los antojos | los antojos del embarazo(妊娠中の食べたいもの) |
antojo の多義的な意味
antojo は多義語です。以下に主要な意味を示します。
意味 1:気まぐれな欲求・わがまま・気まま
突然わいてきた、理性よりも感情や衝動に基づく欲求や意向を指します。計画的ではなく、気まぐれなニュアンスを含みます。
Compró ese abrigo por un simple antojo, sin necesitarlo realmente. (本当に必要でもないのに、ただの気まぐれでそのコートを買った。)
No puedes gobernar un país a tu antojo. (国を自分の気ままに治めることはできない。)
意味 2:(特定の食べものへの)強い食欲・食べたいという衝動
特定の食べものや飲みものに対して突然生じる強い欲求。妊婦の「つわりによる食べたいもの」の文脈で頻繁に使われます。
La embarazada tenía un antojo de pepinillos con helado. (妊婦はピクルスとアイスクリームが無性に食べたくなった。)
Satisfice mi antojo de pizza pidiéndola a domicilio. (ピザをデリバリーで頼んで、食べたいという欲求を満たした。)
意味 3:(皮膚の)母斑・あざ(やや古風・地域差あり)
一部のスペイン語圏(特にラテンアメリカ)では、皮膚に生まれつきある斑点や「あざ」を指すことがあります。妊娠中に強い欲求(antojo)を満たされなかったことが原因で子どもにあざが生じるという民間信仰に由来します。
El bebé nació con un antojo en la mejilla derecha. (赤ちゃんは右頬にあざがある状態で生まれてきた。)
antojo の主なフレーズ
a su antojo / a mi antojo / a antojo de uno
「自分の気ままに・思いのままに・好き勝手に」という意味の重要な慣用表現です。
El jefe maneja los recursos a su antojo sin rendir cuentas a nadie. (上司は誰にも報告することなく、資源を好き勝手に扱っている。)
Ella reorganiza la oficina a su antojo cada vez que se aburre. (彼女は退屈するたびに、気ままにオフィスを再配置する。)
capricho y antojo
「気まぐれとわがまま」というニュアンスで並列して使われることがあります。
Todo lo hace por capricho y antojo, sin pensar en los demás. (彼は何でも気まぐれとわがままでやり、他人のことを考えない。)
antojo の派生語
- antojar(動詞):~が欲しくなる、気まぐれに欲する(主に
antojarseの形で再帰動詞として用いられる) - antojarse(再帰動詞):~が無性に欲しくなる、~がしたくなる
- antojadizo(形容詞):気まぐれな、欲しがりな
Se le antojó comer sushi a las dos de la mañana. (彼女は夜中の2時に寿司が無性に食べたくなった。)
Es una persona muy antojadiza; siempre quiere lo que no puede tener. (彼はとても気まぐれな人で、いつも手に入らないものを欲しがる。)
antojo に関する注意点
乱暴・不道徳・公序良俗に反する表現について
antojo 自体に不道徳・卑俗な意味はありません。ただし「a su antojo(好き勝手に)」という表現が、権力の乱用や他者の意思を無視した行動の文脈で批判的に使われることがあります。
antojo の俗語的・口語的な意味
口語では「antojo」は単に「ちょっと食べたいもの」「食べたい気分」という軽いニュアンスで日常的に使われます。特にメキシコやラテンアメリカ全般で、軽食・屋台料理・スナックを指す言葉としても広く使われます。
Los antojos mexicanos como los tacos y las quesadillas son mundialmente famosos. (タコスやケサディーヤのようなメキシコの軽食・屋台料理は世界的に有名だ。)
Vamos a comprar unos antojos en el puesto de la esquina. (角の屋台で何か軽食を買いに行こう。)
antojo の類語
capricho(名詞):気まぐれ、わがまま。antojo より「恣意的・子どもっぽい欲求」のニュアンスが強い。
Cambió de plan por puro capricho sin avisar a nadie. (誰にも知らせずに、純粋な気まぐれで計画を変えた。)
deseo(名詞):欲求、望み。より一般的・広義の「欲しいという気持ち」。
Tengo un fuerte deseo de viajar por el mundo. (世界を旅したいという強い欲求がある。)
anhelo(名詞):憧れ、切望。感情的な強さが高く、長期的な渇望のニュアンス。
Su mayor anhelo era conocer a su escritora favorita. (彼女の最大の憧れはお気に入りの作家に会うことだった。)
impulso(名詞):衝動。突発的・反射的な行動への駆り立て。
Actuó por impulso y luego se arrepintió de sus palabras. (彼は衝動で行動し、その後自分の言葉を後悔した。)
gana(名詞):~したいという気持ち、欲求。複数形
ganasで使うことが多く、より口語的。No tengo ganas de salir hoy; prefiero quedarme en casa. (今日は出かける気分じゃない。家にいる方がいい。)
フレーズとして類する表現
Me da la gana de comer helado aunque sea invierno. (冬でもアイスクリームを食べたい気分だ。)
Tiene la manía de reorganizar los muebles cada mes. (毎月家具を配置換えする癖がある。)
antojo の反対語
necesidad(名詞):必要性、必需。気まぐれや衝動ではなく、真に必要とされるもの。
Comprar ese coche de lujo no es una necesidad, sino un capricho. (あの高級車を買うのは必要性ではなく、気まぐれだ。)
obligacion(名詞):義務。自らの欲求ではなく、外部から課せられた責任。
Ir al trabajo no es un antojo; es una obligación. (仕事に行くのは気まぐれではなく、義務だ。)
razon(名詞):理性、理由。感情的・衝動的な antojo の対極にある「理性的判断」。
Debes actuar con razón, no dejarte llevar por tus antojos. (気まぐれに流されず、理性で行動しなければならない。)
disciplina(名詞):自律、規律。欲求に従わず自制する態度。
La disciplina te ayuda a no ceder ante cada antojo que sientes. (規律は、感じるたびの欲求に負けないために助けてくれる。)
フレーズとして反対の意味を表す表現
Actúa con la cabeza, no con el estómago. (胃でなく、頭で行動しなさい。)
Hay que distinguir entre lo que uno quiere y lo que uno necesita. (欲しいものと必要なものを区別しなければならない。)
antojo の語源
antojo は古スペイン語の動詞 antojar に由来し、さらにラテン語の ante oculos(目の前に) が起源とされています。
- ante(前に)+ oculos(目)→「目の前にちらついて見える」→「突然頭に浮かんだ欲求」
つまり、「目の前にちらついて頭から離れないもの」というイメージから、「気まぐれな欲求・急に食べたくなるもの」という意味へと発展しました。
antojo の意味の時代的変化
| 時代 | 主な意味 |
|---|---|
| 中世・古スペイン語 | 「目の前に見える幻影・まぼろし」「心に浮かぶ像」という視覚的・幻想的なイメージ |
| 近世スペイン語 | 「突然の気まぐれな欲求」「わがまま」という感情・意志的な意味が主流に |
| 現代スペイン語 | 「食への衝動的欲求」「妊婦の食べたいもの」「軽食・屋台料理(メキシコなど)」など、より具体的・日常的な意味に拡大 |
特に「あざ・母斑」としての意味(意味3)は現代では古風・迷信的とみなされ、医学的文脈では使われなくなっています。
antojo の意味をスペイン語で説明
Antojo es un deseo repentino e intenso de comer algo específico o de hacer algo, generalmente sin una razón lógica. También puede referirse a un capricho o a algo que se desea de manera impulsiva.
(Antojo とは、特定の何かを食べたい、または何かをしたいという突然で強烈な欲求であり、通常は論理的な理由がないものを指します。また、気まぐれや衝動的に欲しいものを指すこともあります。)
antojo の一般的な知識
antojo がよく使われる例文5文
Tengo un antojo de helado de vainilla ahora mismo. (今すぐバニラアイスクリームが食べたい。)
Durante el embarazo, ella tenía antojos muy extraños. (妊娠中、彼女はとても変わったものが食べたくなっていた。)
El director tomó esa decisión a su antojo sin consultar a nadie. (監督は誰にも相談せず、自分の気ままにその決定を下した。)
Los antojos de la madrugada son los más difíciles de ignorar. (深夜の食べたい衝動は、無視するのが最も難しい。)
No deberías comprar cosas solo por antojo; piensa en tu presupuesto. (気まぐれだけで物を買うべきではない。予算のことを考えなさい。)
antojo に関するイディオム・ことわざ
"A su antojo"(好き勝手に・思いのままに)
最もよく使われる慣用表現です。
Ese político maneja el dinero público a su antojo. (あの政治家は公金を好き勝手に扱っている。)
"Satisfacer un antojo"(欲求を満たす)
Fui a la panadería a satisfacer mi antojo de pan dulce. (甘いパンへの欲求を満たしに、パン屋に行った。)
ことわざ的表現:"Los antojos no conocen razón."(欲求は理性を知らない)
食欲や欲求は理屈では止められない、という民衆の知恵を表した表現です。
—No debería comer esto tan tarde. —Los antojos no conocen razón, cómelo. (「こんなに夜遅くに食べるべきじゃないんだけど。」「欲求に理屈はないよ、食べなよ。」)
antojo が用いられている名言
"Vivo a mi antojo, sin más dueño que mi propia voluntad." —フランシスコ・デ・ケベード(Francisco de Quevedo、1580–1645)(スペインの詩人・作家)
(「私は自分の意志以外に主人を持たず、自分の気ままに生きる。」)
この表現は、外部の権威や制約に縛られず、自らの自由意志に従って生きるという精神的自立を謳ったものです。
特定の業界での antojo の用法
飲食業・料理業界(特にメキシコ)
メキシコでは、antojos mexicanos という表現が非常に広く使われており、タコス、タマル、エラーレス、ケサディーヤなどの*伝統的な軽食・屋台料理全般*を指す業界用語として定着しています。
El restaurante se especializa en antojos mexicanos tradicionales. (そのレストランは伝統的なメキシコの軽食料理を専門としている。)
心理学・医療の文脈
「food cravings(食欲の衝動)」に相当するスペイン語として antojo が使われ、特に*妊娠中の食への欲求や摂食行動の研究*の文脈で登場します。
Los antojos durante el embarazo podrían estar relacionados con deficiencias nutricionales. (妊娠中の食への衝動は栄養不足と関係している可能性がある。)
マーケティング・広告
消費者の「衝動買い」や「思わず欲しくなる」感情を表すために使われます。
Esta campaña publicitaria apela al antojo del consumidor. (この広告キャンペーンは消費者の衝動的欲求に訴えている。)
日本のスペイン語資格試験での antojo
日本のスペイン語技能検定試験(スペイン語検定)やDELE試験において、antojo は主に以下の文脈・用法で問われます。
よく出題される文脈と例文
妊婦の食への欲求(B1〜B2レベル)
Las mujeres embarazadas suelen tener antojos de comidas específicas durante los primeros meses. (妊娠中の女性は、最初の数ヶ月間、特定の食べ物への欲求を抱くことが多い。)
「a su antojo」の慣用表現(B2〜C1レベル):特に「自分勝手に」「恣意的に」というニュアンスで、政治や組織についての文章に登場します。
No es justo que el gerente cambie las reglas a su antojo. (マネージャーが勝手にルールを変えるのは公平ではない