あたらしい学校の辞書(あた辞書): 英和辞書

felonious の意味

felonious とは?

felonious(発音:fɪˈloʊniəs)は、主に法律用語として使われる形容詞です。「重犯罪に関わる」「凶悪な犯罪の性質を持つ」という意味を持ちます。日常会話よりも、法廷や法律文書、ニュースなどでよく見かける言葉です。


felonious の品詞と意味

形容詞(adjective)

主な意味: 1. 重犯罪に関わる(法律用語) — 殺人・強盗・放火など、重大な犯罪(felony)に該当する、またはその性質を持つ 2. 悪意ある・凶悪な — 道徳的に邪悪で、危害を与える意図を持つ

比較級・最上級

変化 スペル
原級 felonious
比較級 more felonious
最上級 most felonious

比較級・最上級は -er / -est を語尾につけるのではなく、more / most を使います。

比較級の例文:

His second act was considered more felonious than the first. (彼の2度目の行為は、最初のものよりさらに重犯罪的とみなされた。)

最上級の例文:

It was described as the most felonious attack in the city's history. (それはその都市の歴史上、最も凶悪な犯罪的攻撃と表現された。)


felonious の派生語・関連語

単語 品詞 意味
felony 名詞 重罪・重犯罪
felon 名詞 重罪人・凶悪犯
feloniously 副詞 重犯罪的に・凶悪に
felonies 名詞(felony の複数形) 重罪(複数)

副詞の例文:

He was charged with feloniously entering the building. (彼は建物に重犯罪的に侵入したとして起訴された。)


felonious に関する補足情報

⚠️ 注意

felonious は強い法的・道徳的な重さを持つ言葉です。冗談や軽い文脈で使うと、非常に不自然に聞こえます。日常会話ではほとんど使われません。


俗語・カジュアルな使い方

まれにユーモアや誇張として「とんでもなく悪い」「ひどい」というニュアンスで使われることがあります。

That haircut is practically felonious. (あの髪型は、もはや犯罪レベルだよ。)


類語と意味

単語 意味
criminal 犯罪の・犯罪に関わる
illegal 違法の・法律に反する
unlawful 不法の・法に反する
nefarious 極悪非道な・邪悪な
villainous 悪党の・凶悪な

フレーズ的に類する表現:

He committed an illegal act that shocked the entire community. (彼はコミュニティ全体を震撼させる違法行為を犯した。)

The nefarious scheme was finally uncovered by the police. (その極悪非道な計画はついに警察に暴かれた。)

The judge described the act as criminal in the most serious sense. (裁判官はその行為を最も深刻な意味で犯罪的だと表現した。)


反対語と意味

単語 意味
lawful 合法の・法律に沿った
legal 法的に認められた・合法の
innocent 無罪の・潔白な
virtuous 徳の高い・道義にかなった
honorable 名誉ある・正直な

フレーズ的に反対の意味を表す表現:

His conduct was entirely within the law. (彼の行為は完全に法の範囲内だった。)

She was found not guilty of all charges. (彼女はすべての罪状について無罪と判断された。)


語源

felonious は、中世ラテン語 "felo"(悪人・裏切り者)から派生した "felony" に、形容詞語尾 "-ious" が加わった語です。 古フランス語 "felon"(反逆者・悪漢)を経て、13〜14世紀に英語に入ってきました。 もともとは「封建的な主君への反逆」を意味していましたが、のちに広く「重大な犯罪」を指すようになりました。


時代による意味の変化

中世では felony は「主君への裏切り行為」という封建社会特有の意味でした。現代の法律英語(特にアメリカ)では、misdemeanor(軽犯罪) と対比される felony(重犯罪) という明確な区別があり、felonious はその重犯罪に関わる形容詞として定着しています。


英英辞書での意味

felonious (adjective) 1. Relating to, involving, or having the nature of a felony (a serious crime). 2. (archaic/literary) Wicked or villainous in character or intent.

Example: "He was arrested for felonious assault." (彼は重犯罪的暴行の罪で逮捕された。)


felonious の一般的な知識

よく使われる例文5文

  1. He was convicted of felonious assault and sentenced to five years in prison. (彼は重犯罪的暴行で有罪となり、5年の禁固刑を言い渡された。)

  2. The prosecutor argued that the act was felonious in nature. (検察官は、その行為は本質的に重犯罪にあたると主張した。)

  3. Breaking into someone's home with intent to steal is considered felonious behavior. (盗みを目的として他人の家に侵入することは重犯罪的行為とみなされる。)

  4. The felonious use of a weapon carries severe penalties under state law. (武器の重犯罪的使用は州法のもとで厳しい罰則が科される。)

  5. The defendant denied any felonious intent in his actions. (被告は自分の行動に重犯罪的な意図はなかったと否定した。)


イディオム・ことわざ

felonious 自体がイディオムになることは少ないですが、法律用語として以下のような定型フレーズがあります。

  • felonious intent — 重犯罪を犯す意図(犯意)

    The jury had to decide whether there was felonious intent. (陪審員は重犯罪的な意図があったかどうかを判断しなければならなかった。)

  • felonious assault — 重犯罪的暴行(傷害を与える意図を持った暴行)

    He was charged with felonious assault after the incident. (事件後、彼は重犯罪的暴行の罪で起訴された。)

  • felonious homicide — 重犯罪的殺人(故意または無謀による殺人)

    The case was classified as felonious homicide. (その事件は重犯罪的殺人として分類された。)


felonious が使われた名言

"Every felonious* act begins with a single moment of choosing wrong over right."* — 出典は特定の著名人に帰されるものではなく、法哲学・倫理学の議論で引用される表現

意味:「すべての凶悪な犯罪行為は、正しいことよりも間違ったことを選ぶ一瞬から始まる。」


特定の業界での使われ方

業界 使われ方
法律・司法 最もよく使われる分野。felonious intent(犯意)、felonious assault(重暴行罪)など定型フレーズが多い
ニュース・報道 犯罪報道で「重犯罪に関わる」という意味でよく登場する
文学・フィクション 悪役や犯罪者を劇的に描写するために使われる
音楽(ヒップホップ) "Felonious Monk" など、アーティスト名や曲名にも使われることがある(例:Thelonious Monk のもじり)

受験での出題ポイント

felonious は中学受験レベルを超えており、主に*高校・大学受験の長文読解、特に法律・社会問題*をテーマにした英文で登場することがあります。

出題ポイント: - felony(名詞)→ felonious(形容詞)の派生関係 - 法律文脈での felonious intent(犯意)の意味 - criminalillegal との意味の区別(felonious はより重い犯罪に限定される)

The lawyer claimed that her client had no felonious intent when he entered the building. (弁護士は、依頼人が建物に入ったときに重犯罪的な意図はなかったと主張した。)


felonious が登場する会話

"Do you know what felonious means?" ではじまる会話


Alex: Do you know what felonious means?

Sam: Hmm… Is it like someone who is really good at playing the piano? Like "felonious fingers"?

Alex: Ha! No, that's not it. It means related to a serious crime — like a felony.

Sam: Oh! So it's a legal term?

Alex: Exactly. For example, "felonious assault" means a violent attack serious enough to be a major crime.

Sam: Got it. So if I eat the last slice of pizza without asking, is that felonious?

Alex: Morally? Absolutely. Legally? ...We might need a lawyer.


和訳:

アレックス: "felonious" ってどういう意味か知ってる?

サム: うーん…ピアノがすごく上手い人のことかな?「felonious fingers(天才的な指)」みたいな?

アレックス: 笑!違う違う。重大な犯罪に関わる、つまり felony(重罪)に関係するって意味だよ。

サム: あ!じゃあ法律用語なの?

アレックス: そう。たとえば "felonious assault" は、重犯罪レベルの暴力的な攻撃って意味。

サム: なるほど。じゃあ、断りなく最後のピザを食べたら、それって felonious?

アレックス: 道徳的には?絶対に。法的には?…弁護士が必要かもね。


felonious が登場する短編

A Costly Mistake

John had always considered himself an honest man. He paid his taxes, held the door open for strangers, and never ran a red light. But one cold November evening, his friend Mike came to him with a "business opportunity."

"It's simple," Mike said, smiling. "We just take a few boxes from the warehouse. Nobody will notice."

John hesitated. "Isn't that stealing?"

"Don't be so dramatic," Mike laughed. "It's barely anything."

But the police noticed. The boxes contained expensive electronics worth thousands of dollars. What Mike had called "barely anything" turned out to be a felonious act — a serious crime under state law.

At the trial, the judge looked at John and said, "You may not have planned this, but your participation in a felonious scheme makes you equally responsible."

John stared at the floor. He had never thought of himself as a criminal. But that one night, that one choice, had changed everything.

As he was led away, he thought: It only takes one moment of weakness to become something you never wanted to be.


和訳:

代償の大きな過ち

ジョンはずっと、自分を正直な人間だと思っていた。税金をきちんと払い、見知らぬ人のためにドアを押さえ、赤信号では絶対に走らなかった。

しかし、ある寒い11月の夜、友人のマイクが「ビジネスチャンス」を持ちかけてきた。

「簡単な話だよ」とマイクは笑いながら言った。「倉庫からいくつか箱を持ち出すだけ。誰も気づかないって。」

ジョンは迷った。「それって窃盗じゃないか?」

「大げさだな」とマイクは笑った。「たいしたことないって。」

しかし警察は気づいた。箱の中には数千ドル相当の高級電子機器が入っていた。マイクが「たいしたことない」と言っていたものは、州法のもとで重犯罪(felonious な行為)だったのだ。

裁判で、裁判官はジョンを見てこう言った。「あなたは計画したわけではないかもしれない。しかし、felonious な計画に加担した以上、同等の責任を負う。」

ジョンは床を見つめた。自分が犯罪者だなんて、一度も考えたことがなかった。しかしあの夜の、あのひとつの選択が、すべてを変えてしまった。

連行されながら、彼は思った。たった一瞬の弱さが、なりたくもないものにしてしまうことがある。

検索