あたらしい学校の辞書(あた辞書): 英和辞書
affectedness の意味
affectedness とは?
affectedness は、自然さを欠いた「わざとらしさ」「気取り」「てらい」を意味する英単語です。本来の自分ではなく、意識的に他者に良く見せようとしたり、実際よりも洗練されているように振る舞おうとする態度・性質を指します。
affectedness の品詞
名詞として
affectedness は*不可算名詞*として主に使われます。
Her affectedness during the interview made it hard to know what she was really like. (面接中の彼女のわざとらしい態度のせいで、本当はどんな人なのかわかりにくかった。)
複数形(affectednesses)は文法上可能ですが、実際の用例はほとんどなく、不可算名詞として使うのが一般的です。
affectedness に関する補足情報
乱暴・不道徳な言葉か?
いいえ、特に問題のある言葉ではありません。ただし、人に対して使うと批判的・否定的なニュアンスが強いため、使う場面には注意が必要です。
俗語としての意味
特定の俗語的用法はありませんが、日常会話では affectedness よりも affectation や phoniness の方がよく使われます。
類語と意味
| 単語 | 意味 |
|---|---|
| affectation | 気取り、わざとらしい態度(最も一般的な類語) |
| pretension | 見栄、気取り、実力以上に見せようとする態度 |
| artificiality | 人工的・不自然な様子、わざとらしさ |
| posturing | 見せかけの態度、ポーズをとること |
| mannerism | 癖のある様式、わざとらしい独特の癖 |
フレーズ的な類語表現
She speaks with an air of superiority that nobody finds genuine. (彼女は誰も本物とは思わない、優越感たっぷりの話し方をする。)
He puts on airs whenever he's around important people. (彼は重要な人の前では必ず気取った態度をとる。)
反対の意味の言葉
| 単語 | 意味 |
|---|---|
| naturalness | 自然さ、ありのままの様子 |
| sincerity | 誠実さ、真摯さ |
| authenticity | 本物らしさ、真正性 |
| genuineness | 本物であること、偽りのなさ |
| simplicity | 素朴さ、飾り気のなさ |
フレーズ的な反対表現
She speaks in a way that feels completely natural and unforced. (彼女はまったく自然で無理のない話し方をする。)
What I love about him is his down-to-earth personality. (彼の素朴で飾り気のない性格が好きだ。)
語源
- affect(ラテン語 affectare:~のふりをする、追い求める)+ -ed(形容詞語尾)+ -ness(名詞語尾)
- ラテン語の affectare は ad-(~へ)+ facere(する)に由来
- 「わざと何かをしようとする」という意味が根底にあり、そこから「本来の自分でない行動をとること=気取り」という意味が生まれました
時代による意味の変化
特記すべき大きな意味の変化はありませんが、関連語の affected(形容詞)は、中英語の時代には「影響を受けた」という中立的な意味で使われていました。その後、「意図的に影響を受けたふりをする」というニュアンスが加わり、現代では「気取った・わざとらしい」という批判的な意味が定着しました。affectedness はその名詞形として同じ流れを汲んでいます。
affectedness の英英辞書的な意味
affectedness (noun) The quality of being affected; the state of behaving in an unnatural or artificial way in order to impress others or to appear more sophisticated than one really is.
(影響を受けた状態の性質;他者に印象を与えたり、実際よりも洗練されて見せようとして、不自然または人工的な方法で振る舞う状態。)
affectedness の一般的な知識
よく使われる例文 5 文
His affectedness was obvious to everyone at the party. (パーティーにいた全員が、彼のわざとらしさに気づいていた。)
The actor's affectedness on stage distracted the audience from the story. (舞台上での俳優のわざとらしい演技が、観客の物語への集中を妨げた。)
Critics noted the affectedness of her writing style. (批評家たちは彼女の文体のわざとらしさを指摘した。)
There was a certain affectedness in the way he pronounced French words. (彼がフランス語の単語を発音する様子には、どこか気取った感じがあった。)
She eventually dropped her affectedness and started speaking naturally. (彼女はやがて気取りをやめ、自然に話しはじめた。)
イディオムやことわざ
affectedness 単体のイディオムは一般的ではありませんが、関連する慣用表現として:
put on airs:気取った態度をとる
Don't put on airs; just be yourself. (気取らないで。ありのままでいなよ。)
keep up appearances:体裁を保つ
She was so focused on keeping up appearances that she forgot to be genuine. (彼女は体裁を保つことに必死で、本当の自分でいることを忘れてしまった。)
affectedness が用いられている名言
"All affectation is the vain and ridiculous attempt of poverty to appear rich." — Laurence Sterne(ローレンス・スターン、英国の小説家)
(「あらゆる気取りとは、貧しさが裕福に見せようとする、空虚で滑稽な試みに過ぎない。」)
→ 意味:気取り(affectedness/affectation)とは、本来持っていないものを持っているように見せようとする行為であり、それ自体が滑稽であると皮肉っています。
特定の業界での使われ方
| 業界 | 使われ方 |
|---|---|
| 文学・批評 | 文体が不自然に飾り立てられているときに "affectedness of style" と批判する |
| 演劇・演技 | 役者の演技が作り物っぽいとき "affectedness in performance" と評される |
| 言語学 | 話し言葉において過度に格式張った発音や語彙を使うことを指す |
受験での出題ポイント
affectedness 自体は中学・高校受験レベルではほぼ出題されませんが、語根の知識として以下が重要です:
affect(動詞):「~に影響を与える」→ 中学レベルで頻出
Stress can affect your health. (ストレスは健康に影響を与える。)
affected(形容詞):「気取った・わざとらしい」または「影響を受けた」→ 高校レベルで出題されることあり
She spoke in an affected accent. (彼女は気取ったアクセントで話した。)
affectation(名詞):affectedness の同義語で、こちらの方が試験・文章に登場しやすい
面白い会話:affectedness
A: Do you know what "affectedness" means? B: Hmm… is it like when you pretend to be fancy? A: Exactly! It's when someone acts unnaturally to impress others. B: Oh! Like when Tom suddenly started speaking with a British accent after watching one British movie? A: Yes, perfect example! B: Ha! He even started calling cookies "biscuits" and elevators "lifts." A: That's pure affectedness. B: I told him to stop, but he said, "I beg your pardon, I simply prefer the Queen's English." A: …And that is exactly why he has no friends.
(和訳)
A:「"affectedness" ってどういう意味か知ってる?」 B:「うーん…気取ったふりをすること?」 A:「そう!他人に印象を与えようとして不自然に振る舞うこと。」 B:「あ!トムがイギリス映画を1本見ただけで急にブリティッシュアクセントで話しはじめたやつ?」 A:「そう、まさにそれ!」 B:「クッキーを "biscuits"、エレベーターを "lifts" って呼びはじめたんだよね。」 A:「それが affectedness ってやつだよ。」 B:「やめてって言ったら、『失礼ですが、私はただ女王陛下の英語の方が好みなのです』って言われた。」 A:「…だから彼には友達がいないんだよ。」
affectedness が登場する短い物語
The New Emma
Emma had always been a simple girl from a small town. But after spending one summer in Paris, she came back completely changed—or so she wanted everyone to believe.
She began pronouncing her name "Em-mah" with a long, dramatic sigh at the end. She refused to drink coffee and insisted on "café au lait." She wore a beret indoors. She dropped French words into every sentence, even when she clearly didn't know what they meant.
"C'est la vie," she would say whenever anything went wrong, even if it was just running out of milk.
Her friends tried to be supportive. Her mother just smiled quietly.
One day, her little brother asked, "Emma, why are you talking like that?"
Emma lifted her chin and said, "I have simply evolved, dear."
Her brother stared at her for a moment. Then he said, "You've got ketchup on your beret."
Emma looked in the mirror. He was right. And in that moment, all her affectedness melted away. She laughed—a big, loud, perfectly un-Parisian laugh—and everything went back to normal.
Sometimes, a little ketchup is all it takes.
(和訳)
新しいエマ
エマはずっと、小さな町に住む素朴な女の子だった。しかしパリで一夏を過ごして戻ってきた彼女は、まったく別人になっていた——少なくとも、そう見せたかったのだ。
彼女は自分の名前を「エ〜ンマァ」と、最後に長くドラマチックなため息をつけて発音するようになった。コーヒーを飲むことを拒み、「カフェ・オ・レ」でなければならないと言い張った。室内でもベレー帽をかぶった。そして、フランス語の単語をあらゆる会話に混ぜ込んだ——たとえその意味をよく知らなくても。
「セ・ラ・ヴィ(人生そんなもの)」と、何かうまくいかないたびに言った。牛乳がなくなっただけでも。
友人たちは温かく見守ろうとした。母親はただ静かに微笑んでいた。
ある日、弟が聞いた。「エマ、なんでそんな話し方してるの?」
エマは顎を上げて言った。「私はただ、進化したのよ、ダーリン。」
弟はしばらく彼女を見つめた。そして言った。「ベレー帽にケチャップついてるよ。」
エマは鏡を見た。本当だった。その瞬間、彼女の*わざとらしさ*はすべて溶けて消えた。彼女は笑った——大きく、豪快な、まったくパリっぽくない笑いで——そして、すべてが元通りになった。
ときには、少しのケチャップで十分なこともある。