あたらしい学校の辞書(あた辞書): 英和辞書

sincerity の意味

sincerity とはどんな言葉?

sincerity(シンシェリティ)は、「誠実さ」「真心」「偽りのないこと」を意味する英単語です。心の中で思っていることと、言葉や行動が一致している状態を指します。


sincerity の品詞と基本情報

品詞:名詞

sincerity は*不可算名詞*として使われるのが基本です。

✅ She spoke with sincerity. (彼女は誠実に話した。)

✅ I doubt his sincerity. (私は彼の誠実さを疑っている。)

不可算名詞なので、通常 a sinceritysincerities とはなりません。

ただし、まれに「誠実な気持ちの表れ」を複数の事例として指すとき、可算的に使われる場合もありますが、日常会話では*不可算名詞として使うのが正解*です。


sincerity の派生語

単語 品詞 意味
sincere 形容詞 誠実な、真心のある
sincerely 副詞 誠実に、心から
insincere 形容詞 不誠実な、偽りの
insincerely 副詞 不誠実に
insincerity 名詞 不誠実さ

sincere の比較級・最上級: - 比較級:more sincere(より誠実な) - 最上級:most sincere(最も誠実な)

He is more sincere than anyone I know. (彼は私の知る誰よりも誠実だ。)


sincerity についての補足情報

⚠️ 注意事項

特に乱暴・不道徳な意味はありません。品のある、ポジティブな言葉です。


俗語・スラングとしての意味

特に俗語的な使い方はありません。フォーマルな場面でも日常会話でも自然に使える、安心して使える言葉です。


類語(sincerity に似た意味の言葉)

単語 意味
honesty 正直さ、誠実さ(嘘をつかないこと)
genuineness 本物であること、真正性
authenticity 真実性、本物らしさ
candor 率直さ、遠慮のない正直さ
integrity 誠実さ、高潔さ(道徳的な一貫性)

フレーズ的に類する意味の表現:

He always speaks from the heart. (彼はいつも心から話す。)→ sincerity に近いニュアンス

She meant every word she said. (彼女は言ったことを本当にそう思っていた。)


反対の意味の言葉

単語・表現 意味
insincerity 不誠実さ
hypocrisy 偽善
deception 欺くこと、偽り
pretense ふり、見せかけ
dishonesty 不正直、不誠実

フレーズ的に反対の意味を表すもの:

He said it with his fingers crossed. (彼は心にもないことを言った。)

She put on a false smile. (彼女は作り笑いをした。)


語源

sincerity はラテン語の sincerus(純粋な、混じりけのない)から来ています。

諸説ありますが、有名な語源の説の一つとして:

sine (〜なしに)+ cera(ろう)

古代ローマで彫刻家が大理石のひび割れを*ろう(蝋)で隠して*売ることがありました。それを見破るために "sine cera"(ろうなし)= 本物 という言い方が生まれたとされています。つまり「偽りのない、本物の」という意味から「誠実さ」へと発展しました。

(※この説は民間語源説であり、学術的には確定していませんが、語の意味を理解するうえでわかりやすい話です。)


時代による意味の変化

特に大きな意味の変化はありませんが、現代では手紙やメールの結びに使う "Sincerely yours," / "Sincerely,"(敬具)という表現として広く定着しています。これはビジネスや改まった手紙の定番表現です。


sincerity の英英辞書での意味

sincerity (noun) The quality of being free from pretense, deceit, or hypocrisy; the state of being genuine and honest in one's feelings, intentions, or expressions.

「見せかけ・欺き・偽善がない性質;感情・意図・表現において本物で正直である状態」


sincerity の具体的な用例

よく使われる例文 5 文

  1. I appreciate your sincerity in telling me the truth. (真実を話してくれた誠実さに感謝します。)

  2. His sincerity was evident in every word he spoke. (彼の誠実さは、彼が口にする一言一言に表れていた。)

  3. She questioned the sincerity of his apology. (彼女は彼の謝罪の誠実さを疑った。)

  4. In all sincerity, I have no idea what happened. (本当に正直なところ、何が起きたか私にはわからない。)

  5. Sincerity is the foundation of any good relationship. (誠実さはあらゆる良い人間関係の基盤だ。)


イディオム・ことわざ

  • in all sincerity 「本当に正直に言って、心から」という意味のフレーズ。

    In all sincerity, I think you made the right decision. (本当に心から、あなたは正しい決断をしたと思います。)

  • with sincerity 「誠意を持って、誠実に」

    He apologized with sincerity, and she forgave him. (彼は誠意を持って謝罪し、彼女は彼を許した。)


sincerity が用いられている名言

"Sincerity is the highest complement you can pay to another." — Ralph Waldo Emerson(ラルフ・ウォルドー・エマーソン、アメリカの詩人・思想家)

意味: 「誠実さとは、他者に贈ることができる最高の賛辞である。」 → 相手に対して心から誠実に接することは、どんな褒め言葉よりも価値があるという意味です。


"A little sincerity is a dangerous thing, and a great deal of it is absolutely fatal." — Oscar Wilde(オスカー・ワイルド、アイルランドの劇作家)

意味: 「少しの誠実さは危険なものだ。そしてそれが大量になると、完全に命取りだ。」 → ワイルドらしい皮肉の効いた逆説的な表現。「誠実すぎると人を傷つけることもある」という辛口のユーモアです。


特定の業界での使われ方

場面 使い方
ビジネス・手紙 "Sincerely," は手紙・メールの結びの定番表現
政治・外交 演説で「誠意を示す」文脈で頻出
カウンセリング・心理学 クライアントとセラピストの信頼関係を語る際に使用
宗教・道徳教育 誠実さを徳目として扱う文脈で多用

受験でよく出る使い方

中学・高校受験でのポイント:

  • sincerity そのものより、形容詞の sincere と副詞の sincerely がよく出題されます。

He gave a sincere apology to his friend. (彼は友人に心のこもった謝罪をした。)

I sincerely hope you feel better soon. (あなたがすぐに良くなることを心から願っています。)

  • 手紙の結びの定型表現として:

Sincerely yours, (敬具)

これは英語の手紙・作文問題で知っておくと役立つ表現です!


面白い会話:sincerity って何?

Alex: Hey, do you know what does 'sincerity' mean? Yuki: Hmm... isn't it like, being honest and real? Alex: Yeah, exactly! Like when someone says exactly what they feel. Yuki: Oh, so my cat is the most sincere creature in the world! Alex: Really? Why? Yuki: Because when she's hungry, she doesn't say "I love you." She just bites my leg. Alex: ...That's not sincerity. That's just violence. Yuki: Sincere violence!


アレックス: ねえ、「sincerity」ってどういう意味か知ってる? ユキ: うーん…正直で本物、みたいなこと? アレックス: そう、まさに!感じていることをそのまま表現すること。 ユキ: じゃあ、うちの猫は世界一 sincerity がある生き物だ! アレックス: え、なんで? ユキ: お腹が空いても「愛してるよ」なんて言わない。ただ脚を噛むだけ。 アレックス: …それは誠実さじゃない。ただの暴力だよ。 ユキ: 誠実な暴力!


sincerity が登場する短い物語

The Letter

Kenji had been trying to apologize to his best friend Daiki for weeks. He sent texts. He left voicemails. Nothing worked. Daiki simply didn't respond.

One evening, Kenji sat at his desk and wrote a letter — a real, handwritten letter. He didn't use any fancy words. He just wrote exactly what he felt. He wrote about how much Daiki meant to him, how sorry he was, and how much he missed their friendship.

When Daiki received the letter, he sat quietly for a long time. It wasn't the words themselves that moved him. It was the sincerity behind them. He could feel that Kenji had put his whole heart into every sentence.

Daiki picked up his phone and called Kenji.

"I got your letter," Daiki said.

"And?" Kenji asked nervously.

"And… I forgive you. Because I could feel your sincerity."

Sometimes, the most powerful thing in the world is not a clever argument or a perfect apology. It is simply the courage to speak with sincerity.


その手紙

ケンジは何週間もの間、親友のダイキに謝ろうとしていた。メッセージを送った。ボイスメールも残した。それでも何も変わらなかった。ダイキはただ返事をしなかった。

ある夜、ケンジは机に向かい、手紙を書いた。本物の、手書きの手紙を。難しい言葉は一切使わなかった。ただ、感じていることをそのまま書いた。ダイキが自分にとってどれほど大切な存在か、どれほど申し訳なく思っているか、そしてどれほど二人の友情が恋しいかを。

ダイキはその手紙を受け取ると、しばらく静かに座っていた。彼の心を動かしたのは言葉そのものではなかった。その言葉の裏にある sincerity(誠実さ) だった。ケンジが一文一文に心のすべてを込めたことが伝わってきた。

ダイキはスマホを手に取り、ケンジに電話をかけた。

「手紙、受け取ったよ」とダイキは言った。

「それで?」とケンジは緊張しながら聞いた。

「…許すよ。だって、君の sincerity が伝わってきたから。」

時として、世界で最も力強いものは、賢い議論でも完璧な謝罪でもない。ただ、sincerity(誠実さ) を持って話す勇気なのだ。

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