あたらしい学校の辞書(あた辞書): 英和辞書
earnestness の意味
earnestness の品詞と基本的な意味
earnestness は 名詞 です。 意味は「真剣さ・誠実さ・熱心さ」。何かに対して心から真剣に取り組む態度、または誠実で本気であることを表します。
earnestness の複数形・可算・不可算
earnestness は基本的に 不可算名詞 として使われます。 抽象的な「真剣さ」という性質・状態を表すため、通常は複数形にしません。
His earnestness impressed everyone in the room. (彼の真剣さは部屋にいた全員を感動させた。)
ただし、非常にまれに「(複数の)真剣な態度・様子」という意味で複数形 earnestnesses が使われることがありますが、実用上はほぼ見かけません。
earnestness の派生語
| 単語 | 品詞 | 意味 |
|---|---|---|
| earnest | 形容詞 / 名詞 | 真剣な・誠実な / 手付金・前払い金 |
| earnestly | 副詞 | 真剣に・誠実に |
| unearnest | 形容詞 | 真剣でない(まれな語) |
earnestness の類語
sincerity — 誠実さ・偽りのなさ
She spoke with great sincerity about her goals. (彼女は自分の目標について心から誠実に語った。)
seriousness — 真面目さ・深刻さ
The seriousness of his tone made us listen carefully. (彼の真面目なトーンに、私たちはじっくり耳を傾けた。)
zeal — 熱意・熱心さ(やや情熱的なニュアンス)
She tackled every task with zeal. (彼女はあらゆる仕事に熱意を持って取り組んだ。)
diligence — 勤勉さ・まじめな努力
His diligence helped him succeed in school. (彼の勤勉さが学校での成功を助けた。)
dedication — 献身・打ち込む姿勢
The team showed remarkable dedication to the project. (チームはそのプロジェクトへ並々ならぬ献身を見せた。)
フレーズ的に類する表現:
She put her heart and soul into the work. (彼女はその仕事に全身全霊を注いだ。)
He meant every word he said — he was in dead earnest. (彼は言ったことを本気にしていた——完全に本気だった。)
earnestness の反対語
insincerity — 不誠実さ
His insincerity was obvious to everyone. (彼の不誠実さは誰の目にも明らかだった。)
frivolity — 軽薄さ・不真面目さ
Her constant frivolity made it hard to trust her. (彼女のいつもの軽薄さは、信用しにくくさせた。)
flippancy — 軽率さ・ふざけた態度
His flippancy during the meeting annoyed the manager. (会議中の彼の軽率な態度はマネージャーを苛立たせた。)
apathy — 無関心・無気力
Apathy is the opposite of earnestness. (無関心は真剣さの反対である。)
フレーズ的に反対の意味を表す表現:
He treated the whole matter as a joke. (彼はその件全体を冗談として扱った。)
She didn't take it seriously at all. (彼女はそれをまったく真剣に受け取らなかった。)
earnestness の語源
- 古英語 eornost(真剣さ・戦闘における奮励)が起源
- ゲルマン語系の語で、古高ドイツ語 ernust(真剣さ・戦闘意欲)にも関連
- もともとは「戦いにおける真剣な奮起」を意味し、そこから「本気であること・誠実な態度」全般を指すようになった
- 接尾辞 -ness(英語で形容詞を名詞化する接尾辞)が earnest に付いて earnestness となった
時代による意味の変化
- 中世英語では「戦闘における真剣な覚悟」という具体的・武骨なニュアンスが強かった
- 現代英語では戦闘的なイメージは薄れ、「誠実さ・本気度」という日常的・精神的な意味で広く使われる
- 19世紀ビクトリア朝時代には earnestness は特に美徳とされ、道徳的・社会的に重んじられる言葉だった(後述の名言・作品にも影響)
earnestness の英英辞書的な意味
earnestness (noun) The quality of being serious, sincere, and determined in one's intentions or actions; the state of being genuinely and deeply committed to something.
(自分の意図や行動において真剣で誠実かつ揺るぎない性質;何かに対して本心から深くコミットしている状態。)
earnestness を使った頻出例文
She spoke with great earnestness about the importance of education. (彼女は教育の重要性について、深い真剣さをもって語った。)
His earnestness convinced us that he was telling the truth. (彼の真剣さは、彼が本当のことを言っているのだと私たちを納得させた。)
The young teacher's earnestness quickly won over her students. (若い教師の真剣な姿勢は、すぐに生徒たちの心をつかんだ。)
You could see the earnestness in his eyes when he made the promise. (彼が約束したとき、その目に真剣さが見えた。)
The earnestness of her apology left no doubt that she was genuinely sorry. (彼女の謝罪の真剣さは、本当に申し訳なく思っているという疑いの余地をなくした。)
earnestness のイディオム・ことわざ
in earnest(本気で・真剣に) earnestness の形容詞形 earnest を使ったイディオムとして非常によく使われます。
Now that the deadline is close, we are working in earnest. (締め切りが近づいたので、私たちは今や本腰を入れて取り組んでいる。)
Is she speaking in earnest, or is she joking? (彼女は本気で言っているの?それとも冗談?)
earnestness が使われている名言
"Never lose the childlike earnestness* with which you greet every new idea."* — Friedrich Schiller(フリードリヒ・シラー、ドイツの詩人・哲学者)
意味:新しいアイデアに対して持つ子どものような真剣さを、決して失ってはいけない。好奇心と誠実な姿勢を持ち続けることの大切さを説いた言葉。
"The secret of success is constancy to purpose." — Benjamin Disraeli(イギリスの首相・作家)
これは直接 earnestness を使ってはいませんが、「目的への一貫した真剣さこそが成功の秘訣」という earnestness の精神を表す名言として引用されることがあります。
また、オスカー・ワイルドの戯曲:
The Importance of Being Earnest (1895) — Oscar Wilde(オスカー・ワイルド)
「アーネスト(=Earnest)」という男性の名前と「earnest(真剣・誠実)」を掛けた題名。ワイルドはこの作品でビクトリア朝の「真剣さ(earnestness)を美徳とする」風潮を皮肉った。日本語タイトルは「まじめが肝心」。
earnestness が特定の業界・場面で使われる例
| 場面 | 使われ方 |
|---|---|
| 教育・カウンセリング | 学習者や相談者の「本気度・誠実さ」を評価する際に使われる |
| 法律・交渉 | 誠実交渉(good-faith negotiation)の文脈で earnestness が誠実さを示す表現として使われる |
| 宗教・哲学 | 信仰や思索に対する「真摯な姿勢」を表す語として使われる |
| 文学批評 | ビクトリア朝文学の主要テーマとして取り上げられる |
受験での earnestness
高校受験・大学受験レベルでは earnestness そのものより、派生語の earnest や副詞 earnestly が頻出です。以下を覚えておきましょう。
earnest(形容詞):真剣な・誠実な
He made an earnest effort to improve his English. (彼は英語を上達させようと真剣に努力した。)
earnestly(副詞):真剣に・誠実に
She earnestly asked for another chance. (彼女は真剣にもう一度チャンスをくれるよう頼んだ。)
in earnest(イディオム):本気で
He practiced in earnest before the big exam. (大事な試験の前、彼は本気で練習した。)
面白い会話:earnestness って何?
Alex: Hey, do you know what earnestness means? (ねえ、earnestness ってどういう意味か知ってる?)
Sam: Hmm, is it like... being really serious and sincere about something? (うーん、何かについてすごく真剣で誠実な感じ?)
Alex: Exactly! Like when you really, truly mean what you say. (そう!言ったことを本当に心から意味しているとき、みたいな。)
Sam: So... when my dog stares at me before dinner, is that earnestness? (じゃあ……夕食前にうちの犬が私をじっと見つめるのも、earnestness?)
Alex: Ha! Well, he IS being completely serious and sincere about wanting food. (ははは!まあ、ご飯を食べたいっていう気持ちについては、完全に真剣で誠実だよね。)
Sam: So my dog has more earnestness than most people I know. (つまり、うちの犬は私の知り合いのほとんどより earnestness があるってこと。)
Alex: ...I can't argue with that. (……反論できないな。)
earnestness が登場する短い物語
The Boy Who Meant Every Word
Kenji was only twelve years old, but everyone in his school could feel his earnestness.
When he said he would help, he always did. When he made a promise, he never broke it. When he studied, he truly studied — not just to pass a test, but because he wanted to understand.
One day, his teacher, Ms. Tanaka, asked the class, "What does it mean to be a good person?"
Most students gave quick, easy answers. "Be kind." "Don't lie." "Help others."
But Kenji raised his hand slowly and said, "I think a good person means every single word they say. Even the small ones."
The classroom went quiet. Ms. Tanaka smiled.
After class, she told him, "Kenji, the word for what you just described is earnestness. It means being truly serious and sincere — not just when it's easy, but always."
Kenji wrote the word down carefully in his notebook.
Years later, when Kenji became a doctor, his patients always said the same thing about him: "He really listens. You can feel that he truly cares."
That feeling had a name. It was earnestness — and it had been part of him since he was twelve.
「本気で言葉を使う少年」
健二はまだ12歳だったが、学校の誰もが彼の*真剣さ(earnestness)*を感じ取ることができた。
手伝うと言えば必ず手伝った。約束したら絶対に破らなかった。勉強するときは本当に勉強した——テストに受かるためだけでなく、本当に理解したかったから。
ある日、担任の田中先生がクラスに聞いた。「いい人間とはどういう意味でしょう?」
ほとんどの生徒はすぐに簡単な答えを返した。「親切にすること」「嘘をつかないこと」「人を助けること」。
でも健二はゆっくり手を挙げて言った。「いい人というのは、自分が言う言葉のひとつひとつを本当に意味している人だと思います。小さな言葉でも。」
教室が静まり返った。田中先生は微笑んだ。
授業が終わった後、先生は彼に言った。「健二くん、あなたが今説明したことを表す言葉がある。Earnestness——本当に真剣で誠実であること。楽なときだけでなく、いつも。」
健二はその言葉を丁寧にノートに書き留めた。
何年もたって健二が医師になったとき、彼の患者はいつも同じことを言った。「あの先生は本当に話を聞いてくれる。本当に気にかけてくれているのが伝わる」と。
その感覚には名前があった。Earnestness——それは彼が12歳のときからずっと、彼の一部だったのだ。