あたらしい学校の辞書(あた辞書): 英和辞書

betrayal の意味

betrayal の品詞

betrayal名詞 です。


betrayal の複数形・可算・不可算

複数形

複数形: betrayals

"There were many betrayals in the history of that royal family." (その王家の歴史には多くの裏切りがあった。)

可算名詞・不可算名詞

betrayal可算名詞・不可算名詞の両方で使われます。

可算名詞(a betrayal / betrayals)

具体的な「裏切り行為」をひとつの出来事として数えるとき。

"His decision to sell the secret was a betrayal that no one could forgive." (秘密を売るという彼の決断は、誰も許せない裏切りだった。)

"She had suffered many betrayals throughout her life." (彼女は生涯を通じて多くの裏切りを経験してきた。)

不可算名詞(betrayal)

「裏切り」という概念・感情・状態そのものを指すとき。

"Betrayal is one of the most painful experiences a person can go through." (裏切りは、人が経験しうる最も辛い体験のひとつだ。)


betrayal の多義性(コンテクスト別の意味)

betrayal は多義語であり、コンテクストによって以下のような意味をもちます。

① 信頼・忠誠の裏切り(最も一般的な意味)

親しい人、仲間、国家などへの信頼や忠誠を壊す行為。

"Telling the enemy where our camp was hidden was an act of betrayal." (敵に我々の野営地の場所を教えることは裏切り行為だった。)

② 秘密の漏洩・暴露

秘密や情報を意図的に(または不注意に)明かしてしまうこと。

"The betrayal of government secrets led to a major scandal." (政府機密の漏洩は大きなスキャンダルを引き起こした。)

③ 原則・理想・約束への背反

自分が掲げていた信念や約束を守らないこと。

"Accepting the bribe was seen as a betrayal of everything he had stood for." (賄賂を受け取ったことは、彼がこれまで掲げてきた全ての理念への背反とみなされた。)

④ 意図せず何かを露わにしてしまうこと

感情や事実などを、意図せず表に出してしまうこと(「betrayal of emotion」など)。

"The slight trembling in her voice was a betrayal of her true fear." (声のわずかな震えが、彼女の本当の恐怖心を露わにしていた。)


betrayal の派生語

品詞 意味
betray 動詞 裏切る、漏らす
betrayer 名詞 裏切り者
betrayed 形容詞/過去分詞 裏切られた
betraying 現在分詞/動名詞 裏切っている、裏切ること

betray(動詞)の変化形:

変化形 スペル
原形 betray
三人称単数現在 betrays
過去形 betrayed
過去分詞 betrayed
現在分詞 betraying

"He betrayed his best friend by revealing the secret." (彼は秘密を明かして親友を裏切った。)

"She is betraying everything we believed in." (彼女は私たちが信じてきた全てを裏切っている。)


betrayal に関する注意事項

乱暴・不道徳・俗語について:

  • betrayal 自体は乱暴・不道徳・公序良俗に反する言葉ではありません。フォーマル・インフォーマルを問わず幅広い場面で使われます。
  • 俗語的な用法 として、友人間の軽い文脈で「裏切り!」と大げさに言うことがあります。たとえば友人があなたの好きな人に秘密を話してしまったとき、半ば冗談めかして:

"You told her I liked her?! This is pure betrayal, man!" (好きだって彼女に言ったの?!これは完全な裏切りだぞ、まじで!)

この場合は軽いユーモアを含む表現で、深刻な意味合いはありません。


betrayal の類語

  1. treachery — 計画的・悪意ある裏切り、反逆。betrayal より陰謀的なニュアンスが強い。

    "The general's treachery shocked the entire nation." (将軍の反逆は国全体を震撼させた。)

  2. treason — 特に国家・君主に対する反逆罪。法的な意味合いを持つことが多い。

    "He was convicted of treason for passing secrets to the enemy." (彼は敵に機密を渡したとして反逆罪で有罪となった。)

  3. disloyalty — 忠誠心の欠如、不誠実。行為というよりも態度・性質を指す。

    "Her disloyalty to the team was evident when she quit without warning." (予告なく退団した彼女のチームへの不忠誠は明らかだった。)

  4. faithlessness — 誓いや約束への不誠実さ。宗教的・道徳的文脈でも使われる。

    "His faithlessness destroyed their marriage." (彼の不誠実さが彼らの結婚を壊した。)

  5. duplicity — 二枚舌、表裏ある行為。欺瞞・偽りを強調する。

    "Her duplicity was revealed when both sides compared her stories." (双方が彼女の話を照合したとき、その二枚舌ぶりが明らかになった。)

フレーズ的に類似する表現:

"He stabbed his colleagues in the back by taking credit for their work." (彼は同僚の仕事の手柄を横取りして、後ろから刺した=裏切った。)

"She sold out her friends to save herself." (彼女は自分を守るために友人たちを売った。)

"He turned his back on everything they had built together." (彼は二人で築いたすべてのものに背を向けた。)


betrayal の反対語

  1. loyalty — 忠誠心、誠実さ

    "His loyalty to his friends was never in question." (彼の友への忠誠心は疑いようがなかった。)

  2. faithfulness — 誠実さ、約束を守ること

    "Her faithfulness to her vows earned everyone's respect." (誓いへの彼女の誠実さは全員の尊敬を集めた。)

  3. fidelity — 忠実さ、(特にパートナーへの)貞節

    "Fidelity in a relationship is built on trust and honesty." (関係における誠実さは信頼と誠意の上に成り立つ。)

  4. allegiance — 忠誠、帰属

    "The soldiers swore their allegiance to the nation." (兵士たちは国への忠誠を誓った。)

  5. trustworthiness — 信頼性、信用できること

    "Trustworthiness is the foundation of any strong friendship." (信頼性はいかなる強い友情の土台にもなる。)

フレーズ的に反対の意味を表す表現:

"She stood by her friend no matter what happened." (何があっても彼女は友人の傍に立ち続けた。)

"He kept his word even when it cost him everything." (たとえ全てを失うことになっても、彼は約束を守った。)


betrayal の語源

betrayal の語源を遡ると:

  • betray(動詞)← 古期フランス語 trahir(裏切る)← ラテン語 tradere(引き渡す、手渡す)
    • traderetrans-(向こうへ)+ dare(与える)から成る
  • 英語には 13世紀頃 に入り、もともとは「敵に引き渡す」という物理的な行為を指していた
  • betrayal(名詞形)は -al という名詞語尾を伴い、16世紀以降に定着

ラテン語 tradere は英語の tradition(伝統、伝え渡すもの)とも同語源であることは興味深い点です。


betrayal の意味の変遷

  • 中世英語では主に「(敵に)人や場所を引き渡す」という物理的・軍事的行為を指していました。
  • 近世(17〜18世紀)になると、より抽象的な「信頼・秘密・感情を裏切る」という意味が広がりました。
  • 現代英語では感情的・心理的な文脈(友情・恋愛・家族間の裏切り)でも頻繁に使われ、より個人的・内面的な意味合いを持つようになっています。
  • また④の「感情などが意図せず露わになること」という意味("a betrayal of emotion")は比較的新しく、文学的な表現として発達しました。

betrayal の英英辞書での意味

betrayal (noun)

  1. The action of betraying someone or something, or the fact of being betrayed; violation of trust or confidence, especially in relation to a person or a cause. "a feeling of betrayal"

  2. An act of deliberate disloyalty; the breaking of a promise, faith, or allegiance. "a betrayal of his closest allies"

  3. The inadvertent revelation of something, especially a feeling or thought that one intended to keep hidden. "a betrayal of his inner anxiety"

(Based on definitions in the style of Oxford and Merriam-Webster dictionaries)


betrayal の用例・知識

利用頻度の高い betrayal の例文5文

  1. "His betrayal of her trust destroyed their friendship forever." (彼女の信頼への彼の裏切りは、二人の友情を永遠に壊してしまった。) 意味: 最も一般的な使い方。信頼を裏切ることで人間関係が壊れることを表す。

  2. "She felt a deep sense of betrayal when she found out what he had done." (彼がしたことを知ったとき、彼女は深い裏切られた感覚を覚えた。) 意味: 「sense of betrayal(裏切られた感覚)」は感情表現として非常に頻出。

  3. "The soldier's betrayal of military secrets was considered an act of treason." (その兵士による軍事機密の漏洩は反逆行為とみなされた。) 意味: 公的・法的な文脈での使用。情報を漏らすことも betrayal。

  4. "Many fans saw the band's change in musical style as a betrayal of their roots." (多くのファンはバンドの音楽スタイルの変化を、自分たちのルーツへの裏切りとみなした。) 意味: 原点・理念への背反という抽象的な使い方。

  5. "The slight blush on his cheeks was a betrayal of his embarrassment." (頬のわずかな赤みが、彼の照れを露わにしていた。) 意味: 感情が意図せず現れることを表す文学的用法。


betrayal のイディオム・ことわざ

betrayal そのものを含む定型イディオムは少ないですが、以下の関連表現が「裏切り」の文脈で慣用的に使われます。

  • "stab someone in the back" — 親しい人を裏切る(最も一般的なイディオム)

    "I thought he was my friend, but he stabbed me in the back — a true betrayal." (友達だと思っていたのに、背後から刺された——本物の裏切りだ。)

  • "bite the hand that feeds you" — 自分を助けてくれた人を裏切る

    "Leaving the company that trained her was seen as biting the hand that feeds — a betrayal by many." (自分を育てた会社を去ることは、多くの人に恩を仇で返す裏切りとみなされた。)

  • "sell someone out" — 仲間を売る、裏切る

    "He sold out his partners to avoid punishment, and that betrayal cost him all his friendships." (罰を逃れるために仲間を売った彼のその裏切りは、全ての友情を失わせた。)


betrayal が用いられている名言

1. ジークムント・フロイト(Sigmund Freud)

"Betrayal can only happen if you love." 「裏切りは、愛している場合にのみ起こりうる。」

意味: 愛着や信頼があるからこそ裏切りは成立し、無関心な相手には裏切られることもないという洞察。


2. ハリエット・ビーチャー・ストウ(Harriet Beecher Stowe)

"The betrayal of trust carries a heavy price." 「信頼の裏切りは重い代償を伴う。」

意味: 信頼を裏切ることは、単なる人間関係の破壊だけでなく、社会的・道徳的な代償を生むという警告。


3. アルベール・カミュ(Albert Camus)

"Nobody realizes that some people expend tremendous energy merely to be normal — and that in itself can be a betrayal of who they truly are." (意訳) 「ただ普通でいるためだけに莫大なエネルギーを費やす人がいることに気づいている人は少ない——そしてそれ自体が、本当の自分への裏切りになりうる。」

意味: 社会の規範に合わせるために自分らしさを押し殺すことも、自己への裏切りであるという実存主義的視点。


betrayal が特定の業界で使われる場面

業界・分野 使われ方・意味
政治・外交 「同盟国への背信」「条約違反」など。"a betrayal of international agreements"(国際合意への裏切り)
法律・犯罪 仲間の証人への密告、守秘義務違反など。"betrayal of attorney-client privilege"(弁護士・依頼人間の秘密保持義務違反)
文学・映画 プロット上の最重要テーマとして頻出。シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』でのブルータスによる裏切りなど。
心理学・カウンセリング トラウマの文脈で「betrayal trauma(裏切りトラウマ)」という専門用語が使われる。信頼していた人(親・パートナーなど)からの裏切りによる心理的損傷を指す。
スポーツ 選手がチームや古巣クラブを離れて移籍する際に「betrayal of the fans」などと使われることがある。

中学・高校受験での betrayal

中学・高校受験(特に英検・高校入試・大学入試)の文脈では、betrayal はやや高度な語彙ですが、長文読解や英作文で出題されることがあります。

押さえておきたい意味・用法

① 基本的な意味「裏切り」は必ず覚える

"What he did was a clear betrayal of trust." (彼のしたことは信頼への明らかな裏切りだった。)

② "sense of betrayal(裏切られた感覚)" はよく出る表現

"After reading the letter, she was left with a deep sense of betrayal." (手紙を読んだ後、彼女は深い裏切

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