あたらしい学校の辞書(あた辞書): 英和辞書
survivor の意味
survivor とはどんな言葉?
survivor は英語で「生き残った人」「困難を乗り越えた人」を意味する言葉です。災害や事故、病気など、命の危険がある状況を切り抜けた人に使われることが多いです。
survivor の品詞と変化形
名詞として
survivor は 可算名詞 です。
複数形
survivors(サバイバーズ)
The survivors of the earthquake were taken to the hospital. (地震の生存者たちは病院に運ばれた。)
可算名詞としての用例
She is the only survivor of the plane crash. (彼女はその飛行機事故の唯一の生存者だ。)
There were no survivors after the shipwreck. (難破後、生存者はいなかった。)
コンテクストによる意味の違い(多義語として)
| コンテクスト | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| 災害・事故 | 生存者 | The survivors of the flood were rescued by helicopter.(洪水の生存者たちはヘリコプターで救助された。) |
| 病気 | 克服した人 | She is a cancer survivor.(彼女はがんを乗り越えた人だ。) |
| 困難・逆境 | 強く生き抜いた人 | He is a true survivor who never gave up.(彼は決してあきらめなかった真の生き残りだ。) |
| 法律・遺産 | 生存している相続人 | The estate was left to the survivors of the family.(遺産は家族の生存者に残された。) |
派生語
| 単語 | 品詞 | 意味 |
|---|---|---|
| survive | 動詞 | 生き残る、生き延びる |
| survival | 名詞 | 生存、生き残ること |
| surviving | 形容詞 | 生き残っている |
| survivable | 形容詞 | 生存可能な |
| survivorship | 名詞 | 生存者であること(法律用語でも使用) |
survivor の注意点・俗語・文化的な意味
俗語・広い意味での使い方
日常会話では、命の危険がなくても「つらい状況を乗り越えた人」に使われることがあります。
"I survived three job interviews in one day. I'm a survivor!" (「1日に3回も就職面接を乗り越えた。私はサバイバーだ!」)
ユーモアや自虐的な表現として、軽い意味で使われることも多いです。
survivor の類語
- escapee — 逃げ延びた人(危険な場所から逃げた人)
- refugee — 難民(戦争や迫害から逃れた人)
- victor — 勝者(競争や戦いに勝った人)
- thriver — 困難の中でも成長・繁栄した人
- overcomer — 困難を乗り越えた人
フレーズ的に類する表現
She is someone who came through the hardest times. (彼女は最もつらい時期を乗り越えた人だ。)
He made it through the toughest challenge of his life. (彼は人生最大の試練を切り抜けた。)
They pulled through against all odds. (彼らはすべての困難に逆らって生き延びた。)
survivor の反対語
| 単語 | 意味 |
|---|---|
| victim | 被害者、犠牲者(困難を乗り越えられなかった人) |
| casualty | 死傷者(事故・戦争などによる) |
| fatality | 死者(事故などによる死亡者) |
| loser | 敗者(広い意味で) |
フレーズ的に反対の意味を持つ表現
He didn't make it through the accident. (彼はその事故を生き延びることができなかった。)
She succumbed to the illness last winter. (彼女は昨冬、病気に負けてしまった。)
survivor の語源
survivor は以下のように成り立っています。
- ラテン語の "supervivere" が語源
- "super-"(超えて・上に)+ "vivere"(生きる)
- → 「生き続ける・生き延びる」
フランス語 "survivre" を経て、英語に入ってきました。もともとは法律用語として「他者よりも長く生きた人(生存者)」という意味で使われていました。
時代による意味の変化
もともとは 法律・遺産相続の文脈 で「亡くなった人よりも長く生きている人」という意味で使われていましたが、現代では:
- 災害・事故・戦争の生存者
- がんなど深刻な病気を克服した人
- 精神的・感情的な困難(虐待、トラウマなど)を乗り越えた人
という意味にまで広がっています。特に現代では 「犠牲者(victim)」というレッテルを貼らずに、主体的に困難を乗り越えた人」 という肯定的な意味合いが強まっています。
survivor の英英辞書的な意味
survivor (noun) A person who continues to live after an event in which others have died, or who lives through a difficult experience.
(訳:他者が死んだ出来事の後も生き続ける人、または困難な経験を生き抜いた人。)
survivor を使った一般的な知識
よく使われる例文5文
The survivor told her story to the reporters. (その生存者は記者たちに自分の話を語った。)
He is a survivor of the Holocaust. (彼はホロコーストの生存者だ。)
As a cancer survivor, she now helps others going through treatment. (がんを乗り越えた人として、彼女は今、治療中の人たちを助けている。)
The last survivor of the crash was found after three days. (墜落事故の最後の生存者は3日後に発見された。)
She considers herself a survivor, not a victim. (彼女は自分を被害者ではなく、生き残った者と考えている。)
イディオム・ことわざ
"survivor's guilt"(サバイバーズギルト)
- 他の人が亡くなったのに自分だけ生き残ったことへの罪悪感
Many survivors of the disaster experienced survivor's guilt. (その災害の多くの生存者はサバイバーズギルトを経験した。)
- 他の人が亡くなったのに自分だけ生き残ったことへの罪悪感
"survivor bias"(サバイバーシップバイアス)
- 成功した例だけが目立ち、失敗例が見えにくくなる認知の歪み
We often fall into the trap of survivor bias when we only hear success stories. (成功談ばかり聞くと、私たちはサバイバーシップバイアスの罠に陥りがちだ。)
- 成功した例だけが目立ち、失敗例が見えにくくなる認知の歪み
survivor が使われた名言
"I am not a victim. I am a survivor." — よく語られる表現(特定の一人の言葉ではなく、虐待やトラウマを乗り越えた人々が共通して使うフレーズ)
(訳:「私は被害者ではない。私は生き残った者だ。」) → 困難を受け身で受け止めるのではなく、主体的に乗り越えたという強さを表す言葉。
"The most authentic thing about us is our capacity to create, to overcome, to endure, to transform, to love and to be greater than our suffering." — Ben Okri(ベン・オクリ、ナイジェリア出身の作家)
(訳:「私たちにとって最も本物のことは、創造し、乗り越え、耐え、変容し、愛し、そして苦しみよりも大きくなる力だ。」) → survivor の本質的な精神を表す言葉。
特定の業界での使われ方
| 業界 | 使い方 | 例文 |
|---|---|---|
| 医療 | 「がん・病気の生存者」として positive な意味で使う | She is a five-year breast cancer survivor.(彼女は5年の乳がん生存者だ。) |
| 法律 | 遺産相続で生存している相続人を指す | The insurance money goes to the survivor of the couple.(保険金は夫婦の生存者に支払われる。) |
| 心理学 | トラウマや虐待を経験した人を "victim" でなく "survivor" と呼ぶ | Calling someone a survivor instead of a victim empowers them.(被害者の代わりに生存者と呼ぶことで、その人に力を与える。) |
| テレビ | 「サバイバー」という有名なリアリティ番組がある | "Survivor" is one of the most famous reality TV shows in the world.(「サバイバー」は世界で最も有名なリアリティ番組の一つだ。) |
中学・高校受験でよく出る用法
中学・高校受験では以下のような場面でよく登場します。
長文読解:災害・事故・戦争に関する文章で頻出
The survivors were rescued after spending three nights in the mountains. (生存者たちは山の中で3夜を過ごした後に救助された。)
語彙問題:survive(動詞)→ survivor(人を表す名詞) という派生語の問題
The verb survive becomes the noun survivor by adding "-or". (動詞 survive に "-or" をつけると名詞 survivor になる。)
英作文:「〜を生き延びた人」を表すときに使う
She is a survivor of the big earthquake that happened ten years ago. (彼女は10年前に起きた大地震の生存者だ。)
survivor が登場する会話
"Do you know what 'survivor' means?" asked Tom.
"Of course!" said Lisa. "It's someone who survived something dangerous, like a disaster or accident."
"Right! So I told my boss I'm a survivor," said Tom.
"Wow, that sounds serious. What did you survive?"
"Monday morning meetings."
Lisa laughed. "That IS dangerous."
「ねえ、『survivor』ってどういう意味か知ってる?」とトムが聞いた。 「もちろん!」とリサが答えた。「災害とか事故みたいな危険なことを生き延びた人のことでしょ。」 「そうそう!だから上司に『僕はサバイバーです』って言ったんだ」とトムが言った。 「わあ、なんか大変なことがあったの?何を生き延びたの?」 「月曜日の朝のミーティング。」 リサは笑った。「それは確かに危険だわ。」
survivor が登場する短い物語
The Last Survivor
Maria had always called herself a survivor. When she was twelve, she survived a terrible earthquake. When she was twenty, she survived a car accident. When she was thirty-five, she survived cancer. People who knew her often said, "Maria is the strongest person I know."
One day, a young reporter came to interview her. "What is your secret?" he asked. "How do you keep going after so many difficult things?"
Maria smiled and said, "I don't think of myself as lucky. I think of every hard time as a lesson. Each time something tries to break me, I learn something new about myself."
"But aren't you afraid?" the reporter asked.
"Of course," she said. "But being a survivor doesn't mean you are never afraid. It means you keep moving forward even when you are."
The reporter wrote down her words carefully. That evening, he looked at his notes and thought, Maybe I am a survivor too.
最後のサバイバー
マリアはいつも自分をサバイバーと呼んでいた。12歳のとき、彼女はひどい地震を生き延びた。20歳のとき、交通事故を生き延びた。35歳のとき、がんを乗り越えた。彼女を知る人たちはよくこう言った。「マリアは私が知る中で一番強い人だ。」
ある日、若い記者がインタビューにやって来た。「秘訣は何ですか?」と彼は聞いた。「こんなにも多くの困難なことの後、どうやって前に進み続けるのですか?」
マリアは微笑んで言った。「私は自分をラッキーだとは思っていません。どんなつらい時間も、教訓だと思っています。何かが私を壊そうとするたびに、自分自身について新しいことを学ぶのです。」
「でも、怖くないのですか?」と記者は尋ねた。
「もちろんです」と彼女は言った。「でも、サバイバーであるということは、決して怖くないということではありません。怖くても前に進み続けるということです。」
記者は彼女の言葉を丁寧に書き留めた。その夜、彼はメモを見つめて思った。もしかしたら、自分もサバイバーなのかもしれない。