あたらしい学校の辞書(あた辞書): 英和辞書

deportment の意味

deportment の品詞と意味

deportment名詞 です。

deportment の複数形

通常は 不可算名詞 として使われます。ただし、特定の状況や文脈では可算名詞的に使われることもあります。

用法 スペル 例文
不可算(一般的) deportment Her deportment was impeccable at the ceremony. (式典での彼女の振る舞いは申し分なかった。)
可算(まれ) deportments The school assessed the deportments of its students carefully. (学校は生徒たちの各種所作を注意深く評価した。)

deportment の主な意味(多義語)

deportment はコンテクストによって以下のような意味で使われます。

① 立ち居振る舞い・身のこなし(最も一般的)

姿勢、歩き方、立ち方など、身体的な動作や姿勢の美しさを指します。

She walked into the room with the perfect deportment of a trained dancer. (彼女は訓練されたダンサーのような完璧な身のこなしで部屋に入ってきた。)

② 行動・態度・振る舞い(やや古風)

社会的な場における*礼儀正しい行動や態度*全般を指します。

His deportment in public has always been beyond reproach. (公の場での彼の振る舞いは常に非の打ちどころがなかった。)


deportment の派生語

単語 品詞 意味
deport 動詞 ①国外追放する ②(deport oneself で)振る舞う
deportation 名詞 国外追放・強制送還

deportment の注意点・俗語など

  • 乱暴・不道徳な言葉ではありません。 むしろ非常に上品・フォーマルな言葉です。
  • 俗語としての用法は特にありません。

deportment の類語

単語 意味
bearing 身のこなし・態度(特に姿勢や堂々とした様子)
posture 姿勢・体の構え
demeanor 態度・物腰・表情を含む外見上の振る舞い
conduct 行動・行為・品行
manners 礼儀・行儀・マナー

フレーズ的に類する表現

She carried herself with great bearing, never slouching even once. (彼女は非常に堂々とした身のこなしで、一度も猫背になることがなかった。)

His demeanor at the interview impressed everyone in the room. (面接での彼の態度は、部屋にいる全員に好印象を与えた。)


deportment の反対語

単語 意味
misconduct 不品行・不正行為
rudeness 無礼・粗野
clumsiness ぎこちなさ・不器用さ
sloppiness だらしなさ

フレーズ的に反対の意味を表す表現

He slouched in his chair with complete disregard for etiquette. (彼は礼儀などまったく気にせず、椅子にだらしなくもたれていた。)

Her awkward manner made everyone in the room uncomfortable. (彼女のぎこちない態度は、部屋にいる全員を居心地悪くさせた。)


deportment の語源

  • フランス語 déportement(振る舞い・態度)が起源
  • さらに遡ると ラテン語 deportare(「de-(離れて)」+「portare(運ぶ)」)から来ており、「自分自身を運ぶ=身を処する」というイメージが根底にあります。
  • 16世紀ごろから英語に取り入れられました。

時代による意味の変化

  • 16〜19世紀:道徳的・社会的な「品行」全般を指す幅広い言葉として使われていました。
  • 現代:やや意味が狭まり、特に*姿勢や身体的な動作の美しさを指す場面で使われることが多くなっています。また、全体的に使用頻度は下がり、やや古風・フォーマルな印象*を持つ言葉になっています。

deportment の英英辞書的な意味

deportment (noun) The way a person holds and moves their body, especially in terms of posture and physical grace; the manner in which a person behaves in public or social situations.

(特に姿勢や身体的な優雅さという観点から、人が自分の体を保ち動かす方法。また、公的または社会的な場面での人の振る舞い方。)


deportment の一般的な知識・用例

よく使われる例文 5 文

  1. The finishing school taught young women deportment and etiquette. (その仕上げ学校では、若い女性たちに身のこなしと礼儀作法を教えた。)

  2. Her deportment improved greatly after months of ballet training. (何ヶ月ものバレエ訓練を経て、彼女の姿勢と身のこなしは大きく改善した。)

  3. The military academy emphasized deportment as part of its discipline. (士官学校は規律の一環として、立ち居振る舞いを重視した。)

  4. Judges at the pageant evaluated contestants on deportment, poise, and communication. (コンテストの審査員は、身のこなし・落ち着き・コミュニケーション力で参加者を評価した。)

  5. His calm deportment during the crisis inspired confidence in his team. (危機のときの彼の落ち着いた振る舞いは、チームに自信を与えた。)


イディオム・ことわざ

deportment 単独のイディオムはあまり多くありませんが、以下のような表現が近い文脈で使われます。

"Carry oneself well" — 堂々と振る舞う She always carries herself well, no matter the occasion. (彼女はどんな場でも常に堂々とした振る舞いをする。)


deportment が使われた名言

"Grace is not just deportment; it is an act of the mind."Sophia Loren(ソフィア・ローレン) (意訳)

(「優雅さとは単なる身のこなしではない。それは精神の働きである。」)

→ 外見の美しさだけでなく、知性や内面的な姿勢こそが本当の優雅さだと述べた言葉です。


特定の業界での使われ方

業界 用法・意味
バレエ・ダンス 正しい姿勢・美しい身のこなしを指す専門用語的な使い方
軍・士官学校 規律ある立ち振る舞い・礼儀正しい行動の訓練項目として
ビューティーページェント(美人コンテスト) 審査基準の一つとして、歩き方・立ち姿・所作を評価する項目
ヴィクトリア朝・古典文学 当時の女性教育の重要項目として頻繁に登場する語

受験での出題ポイント

中学・高校受験レベルでは deportment 単体が出題されることは少ないですが、大学受験(特に難関私立・英検準1級以上)では以下のような形で問われることがあります。

  • 語彙問題deportment の意味として「身のこなし・振る舞い」を選ぶ
  • 文脈判断:フォーマルな文章中に登場し、文脈から意味を推測する問題
  • 同義語選択deportment の類義語として bearingconduct を選ぶ問題

The school's strict rules about deportment meant that students were expected to sit up straight and speak politely at all times. (学校の厳しい行動規範のルールにより、生徒は常に背筋を伸ばして座り、丁寧に話すことが求められた。)


deportment が登場する会話

"Do you know what deportment means?" ではじまる会話


Tom: Do you know what deportment means?

Lily: Hmm… is it something to do with airports? Like, being "deported"?

Tom: Ha! Well, they do share the same root word, but no. Deportment means the way you carry yourself — your posture, your grace, how elegantly you move.

Lily: Oh! So it's about how you walk and stand?

Tom: Exactly. In old finishing schools, girls used to balance books on their heads to improve their deportment.

Lily: Seriously? That sounds so uncomfortable!

Tom: It was! But apparently it worked. They came out walking like queens.

Lily: Wow. Meanwhile, I can't even walk without tripping over my own feet…

Tom: Well, maybe you need a book on your head. Might I suggest… a dictionary?

Lily: …Please deport me from this conversation.


和訳:

トム:deportment ってどういう意味か知ってる?」

リリー:「うーん…空港に関係するの?"deported"(国外追放)みたいな?」

トム:「あはは!確かに語源は同じだけど、違うよ。deportment は自分の体の運び方のこと——姿勢とか、優雅さとか、どれだけ美しく動けるかってこと。」

リリー:「あ!じゃあ歩き方とか立ち方のこと?」

トム:「その通り。昔のお嬢様学校では、deportment を鍛えるために頭に本を載せて歩く練習をしていたんだよ。」

リリー:「本当に?それ、すごく辛そう!」

トム:「そうだよね!でも効果はあったみたい。みんな女王様みたいに歩けるようになったって。」

リリー:「すごいな…私なんか、自分の足につまずかずに歩くだけで精一杯なのに…」

トム:「じゃあ、頭に本を乗せてみようか。辞書なんてどう?」

リリー:「……この会話から私を国外追放(deport)してください。」


deportment が登場する短い物語

The Girl Who Walked Like a Queen(女王のように歩いた少女)


Emma always felt invisible. At school, she sat in the back row, hunched over her desk. She never looked anyone in the eye, and her footsteps were so quiet that people forgot she was there.

One afternoon, her grandmother visited. She was an elegant old woman who had once studied at a proper finishing school in London.

"Emma," she said gently, "do you know the word deportment?"

Emma shook her head.

"It means the way you carry yourself. Your posture. The way you walk into a room. Your body tells the world a story before you even say a word."

Her grandmother placed a thick book on top of Emma's head.

"Now walk to the door and back."

Emma giggled nervously, but she tried. The book wobbled. She straightened her spine. She lifted her chin. Slowly, her steps became smoother.

"There," her grandmother smiled. "That is deportment."

The next Monday, Emma walked into school differently. Her back was straight. Her head was high. People turned to look. Her teacher stopped mid-sentence.

Emma had not said a single word. But somehow, everyone noticed her.


和訳:

エマはいつも自分が透明人間のように感じていた。学校では後ろの席に座り、机に覆いかぶさるように丸まっていた。誰の目も見ることができず、足音も静かすぎて、周りの人たちは彼女がそこにいることを忘れてしまうほどだった。

ある午後、祖母が訪ねてきた。祖母はかつてロンドンのきちんとしたフィニッシングスクールで学んだ、上品な老婦人だった。

「エマ、deportment(デポートメント)という言葉を知っている?」と祖母は優しく言った。

エマは首を横に振った。

「自分の体の運び方のことよ。姿勢。部屋に入るときの歩き方。あなたの体は、言葉を発する前から世界にあなたの物語を語っているの。」

祖母はエマの頭の上に分厚い本を置いた。

「さあ、ドアまで歩いて戻っておいで。」

エマは緊張して笑ったが、やってみた。本がぐらついた。背筋を伸ばした。あごを上げた。ゆっくりと、歩き方がなめらかになっていった。

「そう、」と祖母は微笑んだ。「それが deportment よ。」

次の月曜日、エマはいつもと違う歩き方で学校に入った。背筋は真っすぐ。頭は高く上がっていた。周りの人たちが振り返った。先生は話の途中で言葉を止めた。

エマは一言も話していなかった。それでも、なぜかみんなが彼女に気づいた。

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