あたらしい学校の辞書(あた辞書): 英和辞書

barbaric の意味

barbaric とは?

barbaric は、主に*形容詞*として使われる英語の単語です。「野蛮な」「残酷な」「文明化されていない」という意味を持ちます。


barbaric の品詞と変化形

形容詞としての barbaric

比較級・最上級の変化形:

スペル
原級 barbaric
比較級 more barbaric
最上級 most barbaric

✅ barbaric は -ic 形容詞なので、-er / -est ではなく more / most を使います。

例文:

  • (原級)The punishment was barbaric and shocked the world.
    「その刑罰は野蛮で、世界を驚かせた。」

  • (比較級)This method is even more barbaric than the previous one.
    「この方法は前のものよりさらに野蛮だ。」

  • (最上級)It was the most barbaric act in the history of the region.
    「それはその地域の歴史の中で最も野蛮な行為だった。」


barbaric の派生語

単語 品詞 意味
barbarian 名詞・形容詞 野蛮人(な)
barbarous 形容詞 野蛮な、残酷な(barbaricとほぼ同義)
barbarism 名詞 野蛮(な行為)、未開状態
barbarity 名詞 残虐性、野蛮な行為
barbarously 副詞 野蛮に、残酷に
barbarically 副詞 野蛮なほどに

barbaric の多義性(コンテクストによる意味の違い)

barbaric は文脈によってニュアンスが少し変わります。

コンテクスト 意味 例文
暴力・刑罰など 残酷な、非人道的な The barbaric execution was condemned by human rights groups. 「その残酷な処刑は人権団体から非難された。」
文化・文明 未開の、文明化されていない Ancient Romans considered many neighboring peoples to be barbaric. 「古代ローマ人は多くの近隣民族を未開だと考えていた。」
日常的な誇張表現 ひどい、信じられない(軽い使い方) It's barbaric to have a meeting before 8 a.m.! 「午前8時前に会議なんて、ひどすぎる!」

barbaric に関する注意点

⚠️ 差別的・侮辱的なニュアンスに注意

barbaric は歴史的に、ヨーロッパ(特にギリシャ・ローマ)の視点から「外国人・異民族」を見下す言葉として使われてきた背景があります。現代では特定の民族や文化に対して使うと*侮辱的・差別的*に受け取られる可能性があるため、使う文脈には注意が必要です。


barbaric の俗語・カジュアルな使い方

日常会話では、軽い誇張として「ありえない!」「ひどすぎる!」という意味で使われることもあります。

  • A: "They want us to work on Christmas Day."
    B: "That's completely barbaric!"
    「A:クリスマスに出勤させるって言うんだよ。B:それは完全にあり得ない!」

barbaric の類語

単語 意味
savage 野蛮な、凶暴な(より感情的なニュアンス)
brutal 残忍な、容赦ない
cruel 残酷な、冷淡な
primitive 原始的な、未発達な
uncivilized 文明化されていない、粗野な

フレーズ的に類する表現:

  • It was a brutal act of violence.
    「それは残忍な暴力行為だった。」

  • The conditions in the camp were savage and inhumane.
    「キャンプの環境は野蛮で非人道的だった。」

  • His behavior was completely uncivilized.
    「彼の振る舞いは完全に非常識だった。」


barbaric の反対語

単語 意味
civilized 文明化された、礼儀正しい
humane 人道的な、思いやりのある
refined 洗練された、上品な
enlightened 啓発された、進歩的な

フレーズ的に反対の意味を持つ表現:

  • We must find a humane solution to this problem.
    「この問題には人道的な解決策を見つけなければならない。」

  • She was known for her refined and elegant manner.
    「彼女は洗練されたエレガントな振る舞いで知られていた。」


barbaric の語源

ラテン語 barbaricusギリシャ語 barbarikos(外国の、野蛮な)
もとは barbaros(バルバロス)という言葉で、「外国語を話す人」「理解できない言葉を話す人」という意味でした。
古代ギリシャ人は、ギリシャ語を話さない外国人の言葉が "bar-bar-bar" と聞こえたことから、この言葉が生まれたとも言われています。
やがて「文明のない人」「粗野な人」という否定的な意味に変化していきました。


時代による意味の変化

  • 古代:単純に「ギリシャ語(またはラテン語)を話さない外国人」を指す言葉で、必ずしも否定的ではなかった。
  • 中世〜近代:ヨーロッパ中心の価値観のもと、「未開」「非文明的」という強い否定的意味を持つようになった。
  • 現代:民族・文化への適用は差別的とされ、主に「残酷・非人道的な行為」を批判する文脈で使われるようになっている。

barbaric の英英辞書的な意味

barbaric (adjective) 1. Extremely cruel or violent in a way that is shocking and unacceptable. 2. Belonging to or characteristic of an uncivilized people or culture; primitive.


barbaric を使った頻出例文5つ

  1. The treatment of prisoners was absolutely barbaric.
    「囚人への扱いはまったく野蛮なものだった。」

  2. Many people believe that the death penalty is a barbaric practice.
    「死刑は野蛮な慣行だと多くの人が考えている。」

  3. The soldiers committed barbaric acts during the war.
    「兵士たちは戦争中に残虐な行為を犯した。」

  4. It seems barbaric to keep animals in such tiny cages.
    「あんな小さなケージに動物を入れておくのは残酷に思える。」

  5. The dictator's barbaric rule lasted for over two decades.
    「その独裁者の残虐な支配は20年以上続いた。」


イディオム・ことわざ

barbaric 単体のイディオムはあまりありませんが、関連する慣用表現として:

  • "barbaric yawp"(バーバリック・ヤウプ)
    詩人ウォルト・ホイットマンの詩から来た表現で、「原始的で力強い叫び声」や「魂の奥底からの叫び」を意味する文学的な表現です。
    He let out a barbaric yawp of triumph.
    「彼は勝利の咆哮を上げた。」

barbaric が使われた名言

"I am large, I contain multitudes. I sound my barbaric yawp over the roofs of the world."
Walt Whitman(ウォルト・ホイットマン)、『草の葉 (Leaves of Grass)』より

意味:
「私は広大だ。無数のものを内包している。私は世界の屋根の上に向かって、野性の叫びを轟かせる。」
ここでの barbaric は否定的な意味ではなく、「型にはまらない、自由で力強い」という肯定的なニュアンスで使われています。


特定の業界・文脈での barbaric

分野 使われ方
法律・人権 非人道的な刑罰・拷問を指して使われることが多い。
歴史学 古代・中世の文脈で「未開民族」を指す用語として登場するが、現代では批判的に扱われる。
メディア・政治 政府の政策や戦争行為を強く批判するときに使われる。
日常会話 「信じられないほどひどい」という誇張表現として軽く使われる。

受験での barbaric

中学・高校受験レベルでは barbaric 自体の出題頻度は高くありませんが、以下の点が問われることがあります。

  • 意味の選択問題

    • The barbaric treatment of the slaves shocked everyone.
      「奴隷への残酷な扱いは全員を驚かせた。」
      → "barbaric" の意味として「野蛮な・残酷な」を選ぶ問題
  • 語彙の関連問題

    • barbarian(野蛮人)→ barbaric(野蛮な)の派生語の関係を問う問題
  • 同意語選択


面白い会話:barbaric って何?

Alex: Hey, do you know what "barbaric" means?
Jamie: Hmm... something rude? Like when someone eats with their mouth open?
Alex: Well, kind of! It means extremely cruel or uncivilized.
Jamie: Oh! So my little brother is barbaric when he eats pizza with his bare hands and burps at the table?
Alex: Ha! That's... a stretch, but sure. Technically.
Jamie: Great. I'm going to tell him, "Your table manners are barbaric, young man!"
Alex: You sound like a Victorian grandmother.
Jamie: Thank you. I've been practicing.


和訳:

アレックス:「ねえ、"barbaric" ってどういう意味か知ってる?」
ジェイミー:「うーん…なんか失礼なこと?口を開けてものを食べるとか?」
アレックス:「まあ、近いかも!極めて残酷とか、野蛮なって意味だよ。」
ジェイミー:「じゃあ、弟が素手でピザを食べて食卓でゲップをするのって barbaric じゃん!」
アレックス:「は、はは…ちょっと大げさだけど、まあ…そう言えなくもないかな。」
ジェイミー:「よし。今度から弟に言ってやる。"そのテーブルマナーは barbaric だぞ、このっ!" って。」
アレックス:「なんかビクトリア時代のおばあちゃんみたいだよ。」
ジェイミー:「ありがとう。練習してたんだ。」


barbaric が登場する短い物語:The Ancient Arena

The crowd cheered as the gladiators walked into the arena. To modern eyes, it might seem completely barbaric — men fighting to the death for entertainment. But in ancient Rome, it was considered a great tradition.

Young Marcus had always been curious about history. One day, his teacher asked the class, "Was Roman gladiator culture barbaric?"

Marcus raised his hand. "Yes," he said, "because it was cruel and treated human lives as entertainment."

His classmate Elena disagreed. "But people back then didn't think it was wrong. They had a different sense of what was barbaric."

The teacher smiled. "You're both right. What we call barbaric often depends on the time and place we live in. That's why studying history is so important — it teaches us to question what we accept as 'normal' today."

Marcus thought about this on the way home. Maybe someday, people in the future would look back at things we do today and call them barbaric too.


和訳:The Ancient Arena(古代の闘技場)

剣闘士たちが闘技場に入ると、群衆は歓声を上げた。現代の目から見れば、それは完全に野蛮なことに思える——人々が娯楽のために命を懸けて戦うのだから。しかし古代ローマでは、それは偉大な伝統とされていた。

若いマルクスはいつも歴史に興味を持っていた。ある日、先生がクラスに問いかけた。「ローマの剣闘士文化は野蛮だったと思いますか?」

マルクスは手を挙げた。「はい」と彼は言った。「残酷で、人命を娯楽として扱っていたから。」

クラスメートのエレナは反論した。「でも当時の人たちは、それが間違っているとは思っていなかった。彼らは何が野蛮かについて、違う感覚を持っていたんだと思う。」

先生は微笑んだ。「二人ともそれぞれ正しい。何を野蛮と呼ぶかは、私たちが生きている時代と場所によって変わることが多い。だからこそ歴史を学ぶことが大切なんです——今日私たちが『普通』として受け入れていることを見直すきっかけを与えてくれるから。」

マルクスは帰り道、このことを考え続けた。もしかしたらいつか、未来の人々が今日の私たちの行動を振り返り、それを野蛮と呼ぶ日が来るかもしれない。

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