USBハブの選び方
きのう USBハブ検索 というのを作った、と書いたのですが、作る途中でさんざんUSB ハブ周辺について調べたので、USBハブを選ぶときのポイントとして知見を軽く共有したいと思います。一夜漬けみたいな知識なので間違っていたら指摘してください。
安く済まそう
USBハブを選ぶときの心構えですが、まず安く済ましたいと思うことが重要です。必要なものが必要なだけあれば、余分なものはいらない、当たり前ですがそう強く心に決めることが大事です。USBハブはおおむね搭載されているポートの数に応じて金額が上がります。いま自分が使っている周辺機器をつなぐために最低限必要なもの、近い将来、確実に必要なものを見極めてガジェットの選択に当たりましょう。敵は豊かなポート数をちらつかせてこちらの心と財布を揺さぶってきます。そんなものに惑わされてはいけません。高級USBハブ、普通にもう一台そこそこのPC買えるくらいの値段がします。
ディスプレイをつなぐポート
ディスプレイをつなぐポートはかなり注意が必要です。まず、物理的な端子の種類がいくつかあります。VGA、HDMI、DVI、Display Port(DP)、そして最近は USB-C でつながるディスプレイも増えてますね。大きく分類しましたが、例えばDVIはDVIの中にもいくつか物理的に違う種類があったりします。HDMIだと同じ物理端子でも内部的にバージョンがいくつかあるので、接続先のディスプレイとUSBハブが提供するディスプレイ接続端子がお互い対応しているかを確認する必要があります。ついでにケーブルも。
また、リフレッシュレート(30Hz/60Hz) と解像度の制約についてもディスプレイとあわせて確認が必要で、ミスるとディスプレイの持つ解像度を生かせないことがあります。
さらに、ディスプレイをつなぐポートにはもうひとつ注意点があり、USBハブにディスプレイをつなぐポートが複数搭載されていても、マルチディスプレイ表示が思ったとおりできるとは限らず、以下のようなパターンのどれかであるのできちんと確認が必要です。
- 複数ポートに全て同じ映像しか出ない
- それぞれのポートに拡張モードで別々の映像を出せる
- Windowsだと拡張モードだけどMacだと全ポート同じ映像しか出せない
基本的に拡張モードで別々の映像がでるUSBハブほど高価格です。高価格というか、価格帯域が変わる感じです。マルチディスプレイは作業効率を上げますが安くは手に入りません。あと、Windowsなら拡張モードにできるけどMacだとダメというハブも散見されたので商品説明などでよく確認した方が良さそうです。Amazonのレビューで愚痴ってるひとが多数います。
USB-C 出来杉くん
USB-Cは優秀すぎて紛らわしいです。Thunderbolt3との互換性も必要に応じて注意する必要があります。また、Power Deliveryを兼ねる USB-C PDポートは、ACから給電してPCの充電を行うのに使われるので、USBハブをつなぐ以外のポートで本体を充電するなら関係ありませんが、USB-C PDポートは基本的にAC給電で埋まってしまいます。また、この給電の電力量もハブによって異なるので、PCに必要な電力量が確保されるか確認が必要です。
その他
USB-CハブはPC本体から直接つなぐもので、なんらかのハブを経由してつなぐと期待する機能がうまく動作しないことがあるようなので直接つないで使いましょう。多段ハブはトラブルの元ということみたいです。
あと、ハブの放熱問題というのがけっこうあるようなので、これから暑い夏ですし、レビューなど参考にした方が良いと思われます。
ではでは USBハブ検索 お試しください。
ごきげんよ~