4K対応の VGA
パソコンとディスプレイをつなぐケーブルにはさまざまな種類があります。VGA もその中のひとつで HDMI の登場以前はもっとも普及していた規格だと思われます。デスクトップやノートパソコンの多くには VGA ポートがついていました。
VGA で 4Kディスプレイに出力
VGA につづいて HDMIやディスプレイポートといった規格が普及する中、ディスプレイ側は 4Kと呼ばれる解像度の高いモニタが普及してきました。4K解像度とは、一般的に 3840x2160 のものを言います。FHD に対して UHD と表記されることも多いです。
そういうわけで、4Kディスプレイはいまや安価に手に入るようになったので、家のパソコンに VGA ポートから 4Kディスプレイにつないで4K画質の映画やYouTubeまたはNetflixを楽しもうと思う人は多いと思います。
しかし、案外 4Kディスプレイには VGAポートがついていないんですね。仕方が無いので VGA を HDMI あたりに変換するアダプタを買ってつなぐ人もいるかもしれません。しかし、規格の変換は可能なものの、VGAからHDMIに変換してディスプレイにつなげても、4Kの画質は再現しません。
これは、VGAという規格には解像度の限界があるからです。
実は、VGAの規格自体は2048x1536の解像度が限界なのです。Full HD(FHD)と呼ばれる 1920x1080はこのVGAで対応できたのですが、4K 3840x2160 は VGA の規格では間に合わないサイズなのです。したがって、VGAから出力した映像信号はなんらかのアップコンバートする機器を挟むなどしない限り(アップコンバートしたとしてもしれは元の4K映像ではない)、4Kでの出力はできないのです。
VGAから4K出力は規格上不可能なのです。
HDMIかディスプレイポートを利用するのがおすすめです。