2023/09/24

運動会向けにカメラを比較してみたよ

今年の運動会は通常開催という学校も多いことでしょう。開催自体の貴重さも爆上がりしているので、カメラで撮影をして、しっかり子どもの姿を記録に残したいですね。

というわけで、うちは普段スマホのカメラしか使ってないのですが、運動会に合わせてカメラを購入することにしました。

運動会向けのスペック

運動会は遠く離れた子どもを撮影することになり、おまけに走ったり踊ったりする難しさがあります。校門の桜の木の下で記念撮影するのよりちょっと難易度が高いです。

そこで、自分が特に考慮したのは以下の様なスペック。

  • 光学ズーム10倍以上
  • 手振れ補正、オートフォーカス、追っかけ系の賢い機能
  • 4K60p
  • 小さい、軽い
  • 安い

光学ズーム10倍以上

光学ズームの倍率は距離とサイズの比例値ではないので詳しくは検索してみた方が良いですが、おおむねメーカーがうたう「光学ズーム10倍」といったスペックでなんとか運動会の校庭での撮影距離に間に合うようす。ただし、ズームした状態がバストアップでいいのか、全身でいいのかでけっこう変わってくるので、どうしても表情をアップで撮りたいという気持ちがあるなら、実際の距離を想定して計算してみる必要があります。

手振れ補正、オートフォーカス、追っかけ系の賢い機能

ズームして撮影する想定だと、強力な手振れ補正が必要です。また、物理的に三脚を用意するのがベターです。むしろ、三脚があれば手振れ補正はそこそこでも十分かもしれません。これはズームの倍率が大きくなるほど必須です。オートフォーカスや追っかけ系の機能はスペックで見てもわかりにくいので、なんとか現物を触ってみて確認するか、youtubeなどで動画を探して検証してみるのが良いかと思います(私はメーカーが出している動画は信用していません)。

4K60p

いわゆる動画の画質です。4Kは画素数で、60pというのは動画を記録するときのコマ数です。テレビ放送なんかは30pです。撮影機器も通常は30pなんですが、動きのあるものを撮影しようと思うと、60pが欲しくなります。動きのある被写体の場合、個人的には画質よりもこのコマ数が高いことの方が重要だと思っています。

小さい、軽い

持ち運んで使うので小さく軽いのは重要です。

安い

基本的にスペックが良いほど高価なのは仕方がありません。つまり、欲しいスペックをすべて満たしていると、たいてい予算に収まらなくなるわけです。なので、どのスペックをあきらめるか、どの程度まで妥協するかを決める必要があります。

スペックとコストの関係

今回いろいろ比較してみてわかった、スペックごとのコスト感みたいなのを書いておきます。

  • 光学ズームは比較的コストが低い
    • 光学20倍程度もわりと望める
  • 手振れ補正、オートフォーカス、追っかけ系の賢い機能
    • だいたいついてる
    • 三脚に頼る方が確実
  • 4K60p
    • 4K60pを望むとコスパが強烈に悪化する
    • フルハイビジョン60pに妥協すると一気に選択肢が増えて最低価格が下がる
      • 50インチ以上のテレビで出力するなら4Kの方が良いかもしれないけど、それ以下なら2K60pで十分
    • ちなみに、ズームが必要なければ4K60pが安く手に入りますが、今回は運動会用なので却下
  • 小さい、軽い
    • 片手で持つビデオカメラなら400g
    • 両手で構えるカメラなら300g
    • あまり軽いものを選ぶとバッテリーが小さかったりするので合わせてチェックが必要

最終的に絞ったカメラ

動画の画質で4K60pをあきらめて、フルハイビジョン60pで妥協しました。最終的にカメラの形がいわゆる両手で構えるスチールカメラのタイプ(カメラに動画機能が付いたもの)か、ハンディカム(ビデオカメラ)タイプかという選択になりました。

ちなみに、どちらも4K30p撮影は対応しているので、動きの少ない被写体なら4K撮影もできます。

形とバッテリーと値段の比較になるのではないかと思います。

備考

カメラに動画機能が付いたタイプだと、まれに動画の連続撮影時間に制限があるものがあるようなので気を付けましょう。

あと、ハンディタイプでも同じですが、現代においては記録媒体のコストよりもバッテリーの方が圧倒的に高いので、バッテリー容量や替えのバッテリーも確認しておいた方が良いです。

さらにコストを追い求める

ほとんど同じスペックでも型落ちを狙うとさらに安いものがありますが、在庫との戦いになりがちです。

予算に余裕がある場合

カメラタイプならミラーレスやコンデジに動画機能が付いたもの、ハンディタイプなら4K60p撮影ができるものになってきますが、ハンディタイプの4K60pはプロ向け機材になって小さく軽いものは見当たらなくなります。そしてめちゃくちゃ高価です。また、ミラーレスやコンデジでも4K60pは高く、やはり小さくて軽いというのは妥協が必要になってきます。

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