アニマルバスとほしまつり
子どもが小学生になると、学校の図書室で本を借りてくるようになる。これは、子どもが自由に選んで借りてくるものなので、子どもの嗜好が知れてとても興味深い。だから、私はどんな本を借りてくるかをこっそり、しかし実はきっちりチェックしている。
あるとき、子ども同士で取り合いになるほど人気でなかなか借りられない、大好きな本が借りられたといって見せてくれた。それが「アニマルバスと パンやさん」だった。
なるほど、小1女子受け抜群そうな世界観だと思いながらページを開くと、思っていたのの数段上をいく中身で驚いた。ゴリゴリの幼児向け絵本よりも、ちょっと上の子どもをターゲットにしているのだと思うのだけど、本でできる楽しさがめちゃくちゃ詰め込まれていて、クラシカルな絵本の枠にとらわれないマンガ的要素やゲーム要素などとにかく楽しく可愛い世界が広がっていて、そら取り合いになるなと納得した。読み込み要素もけっこうあり、一度読んだら終わり、という感じにならないのも良い。
調べてみるとこのアニマルバスはシリーズで何冊もでていて、ちょうど娘の誕生日もあったのでうってつけの一冊を贈ると、これまたうけた。
最近はお年頃のせいか気に入らないものをプレゼントされると逆に不機嫌になりだいぶ面倒くさいことがあったりしたが、これは無事うけた。良かった。さすがだ。
こうなると親の財布はゆるゆるとなり、あれよあれよという間に本棚に全巻そろうことになった。一応、最初は旅行で長く交通機関に乗る際のお供で買い与えていたが、最近は、新刊が出るとすぐに買う感じになってしまっている。
この夏休みにも、帰省のお供に新刊「アニマルバスとほしまつり」を買った。アマゾンで配達予定日が移動日の翌日になっていて間に合わない!と焦っていたが、無事、発売日に届いて間に合った。
新キャラが登場して、また世界が広がっている。裏切らない。素晴らしい。