Fire TV stick のリモコンが壊れたと思ったら
Amazon の Fire TV stick を愛用しているのだけど、きのうリモコンが何もしてないのに突然壊れた。いや、まじで。
Amazon Fire TV stick リモコンの状況
- テレビに対して電源ボタンは機能する
- 音量の上下はできる
しかし、その他のことが一切できない。
とりあえず電池換えてみるかーということで新品にしてみるが変らず。まーそうですよね。
公式の手順を試す
Amazon公式のページにある再起動操作 を試してみる。
Alexa音声認識リモコン(音量および電源ボタンあり)の場合、
- Fire TVの電源プラグを抜き、60秒間待ちます。
- 左 ボタン、メニュー ボタン、戻る ボタンを同時に長押しします。長押しする時間は12秒間です。
- ボタンを放し、5秒間待ちます。
- リモコンの電池を取り外します。
- Fire TVを電源に接続し、60秒間待ちます。
- リモコンに電池を戻します。
- ホーム ボタンを長押しします。
LEDインジケーターが青く点滅すると、リモコンは正常にペアリングされています。
やってみるが、状況変わらず。
ペアリングされていない場合は、ホーム ボタンを10秒間長押しする、とあるのでやってみる。この操作でリモコン側はペアリングモードに入るようだが、待てど暮らせどペアリングはされない。
リモコンアプリを試す
iOS向けに、Fire TV向けのリモコンアプリが存在するので、落としてきて試す。同じネットワーク上でペアリングできてすんなり使える。
つまり、Fire TV stick本体には問題なさそう。やっぱりリモコンが壊れていそう。
Fire TV stickのリモコンを買うか
2980円か。まあまあ高いな。本体とセットで 4980円なのでまあまあ高い。Fire TV stickの脳みそ、主要機能は本体側にありそうなのに、リモコンの方が高いってどういうことや。しかし、Fire TVの類はセールを待てば半額くらいになったりする。それなら待つかとも考えたけど年末年始のセールが終わったばかりで次のセールを待つにも長くかかるだろう。できればいますぐ手に入れたい。子どもが最近ドラえもんにドハマりしているのだ。
そういうわけで、3rdの非公式リモコンを検索すると、1800円のものがあったのでぽちっとした。primeのお陰で朝注文してその日のうちに届くらしい。すごいな。魔法かよ。
新リモコン到着
1800円のリモコンは予定通りその日に届いて開封。amazonの矢印ロゴがないくらいで、非公式リモコンだけど見た目はそっくりだ。
電池を入れてペアリングしてみると一発でうまくいって何も問題なく動いた。
壊れたリモコンを出品
そういうわけで、壊れたFire TV stickリモコンだけど、持っていてもしょうがないので有名なフリマサービスで売ってしまおうかなと思った。
ジャンクだけど売れるだろうかと思って検索すると、けっこう売れている。けっこうどころかかなり売れている。ほとんど在庫がないくらいじゃないか。しめしめ、なら簡単に売れそうなので「ジャンクです」と明示して売りに出した。
すると、すぐさま1分もたたないうちにコメントが付いた。
「ジャンクの状態を細かく確認させてください。電源ボタンと音量ボタンは機能しますか?」
ああ、それならすぐ答えられるよ、と思ってすぐ返答する。
その返答をするかしないというところで、出品したときからしてもものの3分程度で、今度はコメントした人とは別の人が購入してしまった。
うわ、すごいな。こんな売れるんか、という驚きとともに、ひとつの疑問が沸いた。
ジャンク品だと書いていて、ペアリングもできないと書いているのに、なぜこんなに売れるんだ?何目的よ。
再調査
もしかして、と思ってFire TVのことをふたたび検索してみる。
すると、以下のページにたどり着いた。
このように書いてある。
- リモコンの電池を交換します。最適なパフォーマンスを得るには、アルカリ電池の使用をお勧めします。
- リモコンをFire TV端末から3m以内の距離に近づけて使用します。
- Fire TV端末を電源コードまたはアダプターから抜き、再び差し込みます。
- Fire TVアプリを使用してリモコンをペアリングします。
注目はこれ。
Fire TVアプリを使用してリモコンをペアリングします。
なんだそれ、と思ったが、よく考えたら本体側にというかFire TVのメニューの中に設定があるのでその中で接続を操作できるのか、と思いついて、早速ためしてみると、Bluetooth/Remote Controllerのメニューで明示的にリモコンの接続を解除する機能を発見。
見つかってしまえば簡単なもので、接続を全部明示的に削除してペアリングし直すと、壊れたはずのリモコンも壊れてはいなかった。まったく問題なくペアリングできて動いた。なんやねん。
状況的にはこういうことだった。
Fire TV stickリモコンが新規に接続しようとしても、本体側はすでにリモコンが接続されているものだと思っているので接続を受け付けない、という感じ。 本体やリモコンを再起動するという操作ではこの辺の接続まわりはリセットされないのか、何度試してもだめだったが、本体のメニューを操作できれば(リモコンアプリ)明示的にリモコンの登録からやり直せる、という(たぶん再起動して接続が解除されると、リモコンのペアリングからやり直しになるので、その方がよりお問い合わせを増やしそうなので接続は維持してるんだろうな。リセットを案内するページに接続をやり直す案内を足してほしいわ)。再起動はおそらくメモリキャッシュをリフレッシュしてるだけってことか。
成立した取引
さて、壊れたと思って出品して一瞬で買われたリモコンだが、実は完動品だった。おそろしい。完動品を超格安で売るところだった。なるほど、こういう出品があるから壊れてるステータスの確認をしてきて、一瞬で買われて在庫が見つからないほど売れているんだな。
そういうわけで、購入してもらった人には大変申し訳ないが、取引はキャンセルさせて頂いた。運営からのおしかりメールもしかと届きまして、本当にすいませんすいませんという気持ちだったが致し方ない。新品2980円のリモコンを中古とはいえ400円では売りたくないざんす。
しかし、この非公式リモコンどうしよ、、