伝説のアーケードゲームを支えた技術、読んだ
1971年のIntel 4004にはじまる1チップCPU、また世界初のアーケードビデオゲームComputer Spaceなど、1970年代から1980年のビデオゲームにまつわる特徴的な技術解説本。ゲームがCPUを利用する前からはじまって、とにかく2021年の現代からすればきわめて小さなリソースに、創意工夫を凝らしてゲームに必要な表現を作り上げてきている歴史を振り返ることができる。
なんだけど、これ、わりと中学生くらいからプログラミングしてスプライト動かしてラスタースクロールのようなものを実装しようとしていた身としては、思ったより知ってるテクニックが多かったし、権利の壁のせいだと思うのだけど、伝説のアーケードゲームの画面写真は一枚もなくて、やったことのないゲームの話で技術的にも初見だと、理解が難しいのではないかという印象だった。図はたくさんあるんですが。おそらく、この本は1990年以降生まれの人が読むと面白いのではないかと思われる。
ところで、ファミコンのチップがリコー製 2A03 っていうの、うっかり知らなかった。