2020/10/18

パロ・アルトからの帰国手続き2020/9月

忘れないうちに帰国時の手続きなどまとめ。ちなみに自分の場合は、帰国が本決まりになってから帰国日まで3か月くらい余裕があったと思う。

キンダー

子どもの学校はタイミング的にpreschool(保育園か幼稚園のようなもの)からKinder(保育園か幼稚園のようなものだけど公立なので授業料が安い)に移ってすぐ帰国になってしまった。手続きは全部妻にお任せだったが、退学のためのペーパーワークがあった。たったの2週間くらいのオンライン授業だったが、ものすごく先生のレベルが高くて、ほとんどの生徒が脱落せず授業に参加していてすごかった。5才なのに。最終日にはちゃんとお別れの時間を作ってくれて、ほのぼのお別れ。娘もしんみりしたりしてなくて、親としてはあまり重く受け止められなくてよかったなと。

タイミングと解約金などがどうなるかを相談しがてら大家さんに退去の話をしたら、契約などは非常に緩やかに対応してもらえてたものの(途中解約金なし)、すぐさま次の借主を探し出してしまって、まだこちらは住んでいるのに平日も週末も何度も内見に付き合わされてやれやれって感じだった。正直、退去の通知は契約の範囲でぎりぎりに言った方がいいなと思ってしまった。うちの部屋の場合、不動産屋さんみたいな会社を挟まずに大家さんが直接運用しているのもあるかもしれないけど。

ちなみに、新しい借主にいくらで貸し出されるのか興味がわいたので見ていたけど、$500近く値下がりしていて、退去するころには借り手が見つかったと言っていた。コロナ以降、パロ・アルトあたりの家は軒並み家賃が下がっていて(俺調べ)、うちのプロパティもどんどん引っ越していなくなっていってた。あたらしい人が入ってくるのはみてない。でもあの異常な家賃は、ある程度適正価格に落ち着くといろんな人にチャンスが広がっていいですね。個人的には、冷蔵庫のあるガレージ恋しいわー、という思い。

車関連

帰国となると、車関連の手続きも発生する。

車本体

パロ・アルトでは車をリースで借りていて、ちょうど契約期間の終了と帰国のタイミングが重なったので、事務的にも金銭的にも余計な負担なく終われて助かった。うちの場合は車の使い方がわりとひどくて、車の返却に向けて事前評価をしてもらったとき、$350請求された。特にぶつけたりこすったりはしてなかったけど、シートや足元やトランクの汚れがひどくて、返す前の日に軽く掃除してみたけど、むしろ$350で済んですごいなってくらい汚れていた。

車は帰国のギリギリ前日まで借りて、本当に助かった。返却時も、リースもとによってはナンバーを自力で返却しなければいけなかったりとかあるらしいけど、本当に車を返却するだけで済んだ。トヨタ・パロ・アルトさん、ありがとう。

AAA

AAA は日本のJAFみたいなやつ。これはちょうど車のリースとともに期限が切れるので延長せずそのまま。

自動車保険

Progressive に入っていましたが、これも期限切れで更新せずそのまま。AAAもそうだけど、自動延長になってないかどうかだけ確認してた。

FasTrak

カリフォルニアの有料道路の料金システム FasTrak。カリフォルニアは高速道路もフリーウェイと呼ばれるだけあって基本的に無料で走れるのだけど、一部の区間や混雑回避のために有料になっているところがある。FasTrakは日本のETCみたいにタグと呼ばれる小さな装置(箸入れくらい?)を車のフロントに取り付けておくことで、有料道路の料金所をシュッと通り抜けられるもの。タグはクレカと紐づいていて、料金はあとで支払い請求が来る。

帰国がきまって FasTrak についてはあまり調べず、アカウントをWebで消せるのだけ確認して日本に帰ってきたが、実はタグを送り返さないといけなかった。返し方はUPSかに持ち込むだけだったと思うが、自分の場合は日本に帰国してからそれに気づいたので時すでに遅し。タグを送りそびれると$20を取られる。しかし、FasTrakのプリペイド分には$28残っていたらしく、あとで$20を引いた残りの$8が律儀にクレカに返金されてきてた。(サービスから退会せずに放置すれば$20も取られないという裏の道もあると思う。またお世話になるかもしれないし)

車の免許

カリフォルニアで取得した自動車免許はそのまま放置。DMVに行く時間は最後なかったのでそのまま。期限が切れたら終わりであろう。DMV に住所変更も特にしていないので、郵便物とか送られるとどうなっちゃうんだろうというのは思ってる。オンラインでカジュアルに維持出来たらしたいなという気はするけど、どうなんだろう?調べてない。

航空券

帰国便のチケット。コロナの影響かわからないけど、最初に予約した便は航空会社側にキャンセルされてしまい、強制的に別の便に切り替えられた。過去のフライトでは、子どものひどい寝ぐずりでさんざん懲りていたので、できれば夜発便にしたかったが、夜発はもう飛んでないということで、SFO昼発で成田着というなかなかいきなり厳しい便になった。昼発ということは日本につくまで10時間ほど、ずっと昼なので子どもがデフォルトで寝ないということなのです。まじかよ。誰が10時間相手するんだよといきなり暗い気持ちに。でも実際飛んでみると、子どもは予想通り寝なかったけど、ぐずることもなくご機嫌で乗り切れて、私は少し眠ることができました。ANA最高。4才と5才は違うなあ。こんなところで子どもの成長を感じる。

空港検疫

成田に降りて、いきなり検疫。PCR検査から唾液による検査に切り替わっていたので、鼻の奥に綿棒突っ込まれるのは無かった。5才の子どもは唾液を出すのが厳しいかなと思ってたけど、何度かやって見せて無事必要分を採取できた。2時間ちょいひたすら待たされて家族全員陰性で無事脱出。レンタカーでマンスリーマンションに向かったのだけど、成田から厚木は遠かったわー。え、まだ千葉県?って何度も思った。ETCカードも持ってないから毎度料金所で手渡しだし、、、

お金回り

最後にいちばん大事なやつお金。

クレカは現地で3枚作っていて、Chase Amazonクレカを1枚だけ残して他2枚は解約した。解約しなくても期限が切れればおしまいという道もあるのだけど、日本に帰ってから問題が起きると問い合わせなどが面倒になるだろうと思って2枚解約した。解約したうちのひとつ、Apple CardはApple Payのお問い合わせからスタートしてSMSで担当者とチャットしつつ最後は電話で解約。長い間、利用してなかったけど、最後なぜか$19くらい返ってきた。しかしどうやって取り出すかわからないので放置してる。窓口はそこそこ解約させないように粘ってくるので、早々に解約の強い意志を伝えると話が進む。そしてもう一枚は思い出深いアメリカで最初のWells Fargoのクレカ。アメリカの現地クレカをクレヒスなしで作ってくれたホワイトナイト。でも日本に帰ってしまうと持ち続ける理由が無いので涙を呑んで解約した。これは銀行の窓口に直接行って、その場で解約。日本に帰ることを伝えたらすんなり解約してくれた。クレカを解約するとクレヒスに悪影響があるって聞いたことがあるけど、2枚解約しても10点下がっただけで、大したことなかった。

銀行口座はWells Fargoしか作ってなかったのだけど、これを解約してしまうとChase Amazonクレカの引き落とし先になる口座がなくなってしまうので、窓口で日本の住所に変更できるか相談して、できるよって言われたので維持している。アメリカ全体かカリフォルニア州だけかわからないけど、法律によってアメリカに住所が無い場合に銀行口座を維持するのがこの頃は難しくなりつつあるというネットの情報をちらちら見ていたので不安だったけど、今回は国際住所とかいうもので登録して変更してもらえた。その場合だと、口座維持手数料が免除になる条件が少し厳しくなるけど、口座にいくらか突っ込んでおけば大丈夫なので、ハードルは高くない。Wells Fargoの銀行員さんはとにかく全員感じが良い。口座作るときからそうだったけど、とにかく困ってるなら任せろって感じがあってすごく頼れる。

おわり

そういえば帰国となると SSN の手続きがなにか必要って聞いたことがあったんだけど、なにもしないで帰ってきてしまった。なんとなく、今年分の納税したときに現住所とか通知しておしまいって気がするけど。どうなるんだろう?

というわけで、思いつく限り書いてみました。お世話になった皆様ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

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