2020/05/24

Windows10の仮想デスクトップをマウスホイールで切り替える

Windows 10 には仮想デスクトップという便利な機能があって、作業しているデスクトップをいくつも追加して自由に切り替えることができる。Macには以前からある機能だけど、Windowsでは Windows 10からできるようになっている。この機能によって、ディスプレイが一枚でも、かなり効率よく作業を進めることができる。

この Windows 10 仮想デスクトップは、GUIメニューもありますが、ショートカットで切り替えるのが簡単。

  • 仮想デスクトップの追加: Ctrl + Win + D
  • 仮想デスクトップを右に移動: Ctrl + Win + →
  • 仮想デスクトップを左に移動: Ctrl + Win + ←
  • 現在の仮想デスクトップを削除: Ctrl + Win + F4

まあこれまじ便利で Windows 10最高!と思ってたんですけど、自分はWindowsのトラックパッドっていまいちなんでマウスを使うんですけど、そのマウス使ってるときにこの切り替えショートカットを押すのが超絶面倒くさいんですよね。仮想デスクトップの切り替えはかなり頻繁に行うので、そのたびにいちいちマウスから手を放したくないのです。かといって GUIメニューを操作するのも面倒くさい。

できればマウスで仮想デスクトップを切り替えたい。特に自分の場合、チルトとか中ボタンとかの無い安いマウス使ってるので、マウスホイールで切り替えられるとうれしいと思ってたんですけど、なかなか良い方法がわかってなかったんですよね。仮想デスクトップ自体をカスタマイズするソフトだとマウスだけで操作できるようにはなるけど、ちょっと欲しいのと違う。

なんですが、苦節1日、ついに万能な切り替え方法を見つけたのでメモしておきます。

仮想デスクトップを Ctrl + マウスホイールで切り替える

とりあえずやりたいことは右手のマウスを放さずに仮想デスクトップを切り替える、で、仮想デスクトップの数は可変なのでマウスホイールの上下で順番に切り替えたい。でもマウスホイール自体はもちろん普段から使うので、仮想デスクトップの切り替えであることを明示するスイッチが必要になるので、それはctrlキーとする。

これを実現するのに、AutoHotkey というソフトを使います。

AutoHotkey はスクリプトを書いてキーバインド(マウス操作など含む)を自由に扱えるソフトウェアです。キーバインドにとどまらず、Windowsで行う操作全般をスクリプトでカスタマイズできる万能ツールです。今回は触れませんが、ちょっと複雑な感じだと「あるアプリケーションがアクティブな時だけあるキー操作でなんらかのアクションを実行する」というようなスクリプトを作って仕込むことができるようです。

というわけで、仮想デスクトップを Ctrl + マウスホイールで切り替えるスクリプトは以下です。

^WheelDown::
Send,#^{Right}
return

^WheelUp::
Send,#^{Left}
return

^Right::
Send,#^{Right}
return

^Left::
Send,#^{Left}
return

ホイールで切り替えるついでに、キーボードでの切り替えショートカットも Win キーなしで Ctrl + カーソル左右で切り替えられるようにしてます(Ctrl + Win + カーソルでもそのまま動く)。スクリプトをどこにどう書くかは AutoHotkey のチュートリアルとヘルプがとても詳しいのでここでは割愛します。

いえーい。これで超絶便利になったわー。

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