# git remote リポジトリを複数登録する

{{tag: git}}

git remote は複数登録することができる。案外、知られていないようなのでこんな風に使ってるよ、というメモ。

## remote add

例えば、以下のようにローカルのリポジトリを origin に設定している環境があるとして、

    git remote -v
    origin file:///home/bayashi/git-repos/Foo.git (fetch)
    origin file:///home/bayashi/git-repos/Foo.git (push)

以下のように、bb というラベルで Bitbucket を remote に登録する

    git remote add bb git@bitbucket.org:bayashi/foo.git

リモートが2つになりました。

    git remote -v
    bb  git@bitbucket.org:bayashi/foo.git (fetch)
    bb  git@bitbucket.org:bayashi/foo.git (push)
    origin file:///home/bayashi/git-repos/Foo.git (fetch)
    origin file:///home/bayashi/git-repos/Foo.git (push)

以下のように remote のラベルを指定して push することで、Bitbucket に push することができます。

    git push bb branch

手元で開発をはじめて、途中から Bitbucket に上げはじめた時にこういうことをしてます。Bitbucket は無料でプライベートリポジトリがもてるので、バックアップ代わりに上げといたりする。

## さらに remote add してみる

remote はさらに登録することもできます。

例えば、公開で github にあげてもいいんじゃね？　ってなったときに、 github もリモートに追加します。

    git remote add gh git@github.com:bayashi/Foo.git

    git remote -v
    bb  git@bitbucket.org:bayashi/foo.git (fetch)
    bb  git@bitbucket.org:bayashi/foo.git (push)
    gh  git@github.com:bayashi/Foo.git (fetch)
    gh  git@github.com:bayashi/Foo.git (push)
    origin file:///home/bayashi/git-repos/Foo.git (fetch)
    origin file:///home/bayashi/git-repos/Foo.git (push)

ローカルに push する場合

    git push origin branch

bitbucket に push

    git push bb branch

github に push

    git push gh branch

## remote の設定を削除する

ラベルを指定して、remote の設定を削除します。

    git remote rm gh


## しめ

remote を複数登録するというのは、実はあまり知られてないっぽいですが、つかってみると楽できる場面は結構あると思うので是非お試しを。

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